障害者手帳取得後に行うべき行政手続きまとめ

障害者手帳を受け取ったら?生活を支える行政手続きの完全ガイド
障害者手帳の交付が決まると、ひとまずホッとされる方も多いのではないでしょうか。しかし、手帳は「持っているだけ」ではその恩恵を十分に受けることができません。手帳はあくまで、さまざまな公的サービスを利用するための「共通パスポート」のような存在です。
手帳が手元に届いてから行うべき手続きは多岐にわたり、正直なところ「何から手を付ければいいのか分からない」と戸惑ってしまうのは無理もありません。手続きには期限があるものや、申請しないと受けられない減免措置がたくさん隠れています。
この記事では、障害者手帳取得後に優先して行うべき行政手続きを、分かりやすくカテゴリー別に整理しました。この記事を読み進めることで、ご自身やご家族の生活を支えるための「権利」を漏れなく活用する術が身につくはずです。一つひとつ、一緒に確認していきましょう。
まず優先したい!医療費と手当の手続き
自立支援医療の申請と更新
手帳を取得される方の多くが通院を継続されています。そこで最も重要なのが「自立支援医療」の申請です。これは、障害の除去・軽減のための医療にかかる費用の自己負担を、原則1割に軽減する制度です。手帳の申請と同時に行える場合も多いですが、別途手続きが必要なケースもあります。
特に精神通院医療を利用する場合、世帯の所得に応じて1ヶ月あたりの支払上限額が設定されます。例えば、生活保護世帯や低所得世帯であれば上限0円や2,500円、一定の所得があっても「重度かつ継続」に該当すれば5,000円〜20,000円が上限となります。毎月の薬代や診察代が積み重なると大きな負担になるため、真っ先に確認したい項目です。
この制度は1年ごとに更新が必要です。手帳の有効期限とは異なる場合があるため、カレンダーやスマートフォンの通知機能を活用して、うっかり失効を防ぐのが賢い活用法です。市役所の窓口で「手帳が届いたので、自立支援医療の手続き状況を教えてください」と聞いてみましょう。
各種手当の受給資格を確認する
手帳の等級によっては、国や自治体から支給される「手当」の対象になる可能性があります。代表的なものに特別障害者手当や障害児福祉手当があります。これらは年金とは別に支給されるもので、日常生活で常時介護が必要な重度の障害がある場合に、生活の質を維持するための貴重な財源となります。
例えば2024年4月からの基準では、特別障害者手当は月額28,840円、障害児福祉手当は月額15,690円が支給されます(物価変動等により改定あり)。所得制限はありますが、対象となる場合は年間で数十万円の差が出るため、申請漏れは非常にもったいないことです。また、自治体独自の「心身障害者福祉手当」を数千円〜数万円単位で設けている地域もあります。
これらの手当は、原則として「申請した月の翌月分」から支給が始まります。遡って請求することができないため、手帳を受け取ったその日に「私が対象になる手当はありますか?」と窓口の担当者に食い気味に確認することをおすすめします。
心身障害者医療費助成(マル障)
多くの自治体では、障害者手帳1級・2級(精神障害は1級のみなど条件あり)の方を対象に、健康保険の自己負担分をさらに助成する制度を設けています。東京都の「マル障」などが有名ですが、名称は地域によって異なります。これが適用されると、実質的な医療費が無料、あるいは非常に安価になります。
この医療費助成は、自立支援医療と併用できる場合があります。自立支援医療で1割負担になった分を、さらに自治体が助成してくれる形です。病院の窓口で提示する書類が一つ増えることになりますが、経済的な安心感は何物にも代えがたいものです。
申請には健康保険証と障害者手帳、そして所得証明書が必要になることが一般的です。最近ではマイナンバーカードの活用で所得証明書を省略できる自治体も増えていますが、事前に必要書類を電話で確認しておくと、二度手間を防ぐことができます。
💡 ポイント
医療費や手当の手続きは、市役所の「障害福祉課」でまとめて案内してもらえることが多いです。手帳を受け取る際に「経済的な支援の窓口も回りたい」と伝えてみましょう。
家計を助ける!税金と固定費の減免手続き
所得税と住民税の障害者控除
障害者手帳を持っている本人、またはその人を扶養している家族は、障害者控除を受けることができます。これは手続きをしないと税金が安くなりません。会社員の方であれば、年末調整の際に手帳のコピーを添えて申告するだけで、翌年の住民税や当年の所得税が軽減されます。
控除額は障害の種類や等級によって異なりますが、一般の障害者で27万円、特別障害者(手帳1級・2級など)で40万円の控除が受けられます。さらに、同居している場合は「同居特別障害者」として控除額が75万円まで引き上げられます。年間の手取り額が数万円から十数万円変わることもあるため、家族会議で必ず共有したい話題です。
もし過去数年間にわたって手帳を持っていたのに申告していなかった場合は、「更正の請求(還付申告)」を行うことで、最大5年前まで遡って税金を返してもらうことができます。税務署に相談するのは少し勇気がいりますが、正当な権利ですので、ぜひ活用を検討してください。
NHK受信料と上下水道の減免
意外と忘れがちなのが、公共料金の減免です。NHK受信料については、手帳所持者がいる世帯全員が住民税非課税であれば「全額免除」、手帳所持者が世帯主で一定の重度障害がある場合は「半額免除」となります。手続きには市役所での証明印が必要になるため、手帳交付のついでに済ませるのが一番効率的です。
また、自治体によっては上下水道料金の基本料金を免除・減額してくれる制度があります。全ての地域ではありませんが、1ヶ月あたり1,000円程度の減免でも、年間では大きな節約になります。こうした情報は市役所から積極的に教えてくれないこともあるため、ご自身で「福祉のしおり」をチェックすることが大切です。
その他、粗大ごみの収集手数料を免除してくれる自治体もあります。障害があると家具の移動や処分が困難な場合が多いため、こうした行政サービスを知っておくことは、安全で清潔な住環境を維持するためにも役立ちます。
自動車税の減免と駐車禁止除外指定
車を運転する方、あるいは通院などで家族の車を利用する方に重要なのが、自動車税(環境性能割・種別割)の減免です。障害の部位や等級に条件がありますが、対象になれば毎年の自動車税が全額、または一部免除されます。普通車であれば年間数万円の維持費削減になります。
また、歩行が困難な場合は「駐車禁止除外指定車標章」を警察署で申請することができます。これがあると、駐車禁止区域でも他の交通の妨げにならない範囲で駐車が可能になります。通院先の駐車場が満車だった際や、急な体調不良の時に非常に助かる制度です。
ただし、これらの手続きは車検証の写しや住民票が必要になるなど、準備する書類が多い傾向にあります。特に自動車税の減免は、車を取得してから、あるいは手帳が交付されてから「1ヶ月以内」といった期限がある自治体も多いため、スピード感が求められます。
✅ 成功のコツ
税金や減免の手続きは「窓口がバラバラ」になりがちです。市役所、警察署、税務署、NHKなど。あらかじめリストアップして、1日〜2日で一気に回るスケジュールを立てると漏れがありません。
移動をスムーズに!交通機関の割引手続き
鉄道とバスの運賃割引
障害者手帳の最大のメリットの一つが、公共交通機関の割引です。JR各社や私鉄では、手帳の「旅客鉄道株式会社運賃減額」の欄に「第1種」または「第2種」の記載があることで、運賃が5割引になります。第1種の場合は、介護者1名も同様に割引が適用されるため、外出のハードルがぐっと下がります。
地域の路線バスについても、多くの会社で5割引が適用されます。最近では、手帳を提示する代わりにマイナポータルと連携した「ミライロID」というアプリ画面を見せるだけで済むケースも増えています。カバンから毎回手帳を取り出す手間が省けるため、スマートな移動が可能になります。
さらに、自治体によっては「福祉タクシー券」を年間数万円分配布していたり、市営交通(バス・地下鉄)の無料乗車券を交付していたりします。これは申請しないともらえない「隠れたお宝サービス」ですので、必ずお住まいの地域の特典を確認しましょう。
航空運賃とタクシーの割引
飛行機を利用する場合も、国内線であれば障害者割引が適用されます。以前は当日購入しかできないなどの制約がありましたが、現在は事前予約でも割引が効く航空会社が増えています。航空会社によっては独自の「ポイントカード」と手帳を紐付けることで、次回の搭乗から手帳提示を省略できるサービスもあります。
タクシーについても、全国的に「手帳提示で1割引」というルールが定着しています。料金を支払う際に手帳を見せるだけですので、特別な事前申請は不要ですが、運転手さんに分かりやすく提示できるよう準備しておくとスムーズです。迎車料金や深夜料金がかかる際に1割引があるのは、心理的にも大きな助けになります。
ただし、地域や会社によって「療育手帳は対象だが精神障害者保健福祉手帳は対象外」といったバラつきがまだ残っています。特に遠出をする際は、事前に利用する交通機関のウェブサイトなどで対象範囲を確認しておくと安心です。
ETC割引の登録手続き
高速道路を利用する方にとって、ETC割引は外せません。通行料金が5割引になりますが、これは事前登録が必須です。手帳、車検証、ETCカード、ETC車載器の管理番号を用意して、市役所の窓口かオンラインで申請します。登録が完了するまで2週間〜1ヶ月程度かかるため、旅行の予定がある方は早めに動きましょう。
登録できる車は原則として1人1台ですが、タクシーやレンタカーを利用する場合でも割引を受けられるケースもあります。また、2年ごとに更新手続きが必要になります。更新を忘れると、ETCゲートで「通常料金」が引き落とされてしまい、後から気づいてショックを受けることも多いため、手帳の更新時期と合わせてチェックしましょう。
有料道路の割引は、身体障害者の方全員、および知的障害(重度)の方が同乗する場合が主な対象です。精神障害者保健福祉手帳については、2023年から一部の要件で割引が開始されるなど、制度が動いています。最新の情報を窓口で確認することが重要です。
| 交通機関 | 主な割引内容 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 鉄道(JR・私鉄) | 運賃5割引(第1種は介護者も) | 手帳提示(窓口購入) |
| 航空機(国内線) | 各社規定の割引料金 | 手帳提示・事前登録 |
| 高速道路(ETC) | 通行料金5割引 | 事前登録・更新手続き |
| タクシー | 運賃1割引 | 手帳提示(支払時) |
⚠️ 注意
精神障害者保健福祉手帳は、鉄道やバスの割引対象として認められ始めたのが比較的最近であるため、一部の地方路線ではまだ対応していない場合があります。「どこでも使える」と思わず、事前に確認する習慣をつけましょう。
自立を助ける!福祉サービスと就労の手続き
サービス等利用計画の作成依頼
家事の手伝いがほしい、日中に通う場所がほしいといった「福祉サービス」を具体的に利用したい場合は、相談支援事業所へ連絡し、「サービス等利用計画」を作成してもらう必要があります。これは、ケアマネジャーのような相談支援専門員が、あなたの生活の困りごとに合わせて、どのサービスをどのくらい使うかを一緒に考えてくれる仕組みです。
手帳があることで、ヘルパーさんの派遣(居宅介護)や、施設への通所(生活介護・就労支援)などの公的な福祉サービスの受給者証を申請する権利が得られます。計画書がないと本格的なサービス利用が始まらないため、まずは地域の相談支援事業所をリストアップし、見学の予約を入れるところから始めましょう。
「自分一人で探すのは不安」という場合は、市役所の窓口で「相談支援事業所を紹介してください」と頼めば、一覧表をもらえます。相性の良い相談員さんと出会うことが、手帳取得後の生活を豊かにする最大の成功のコツと言っても過言ではありません。
障害者雇用枠での就職活動準備
手帳を取得すると、一般企業にある障害者雇用枠での応募が可能になります。これは、障害の特性に合わせた「合理的配慮」を受けながら働くための特別な枠組みです。手帳が届いたら、まずはハローワークの「障害者専用窓口」へ行き、求職登録を行いましょう。
ハローワークの専門員は、あなたの体調や得意・不得意を丁寧にヒアリングし、無理のない働き方を一緒に探してくれます。また、就職前に「就労移行支援事業所」に通ってパソコンスキルやビジネスマナーを磨く際も、手帳があることで利用料の減免が受けられるなどのメリットがあります。
現在は、大手企業を中心に障害者雇用が積極的に行われています。2024年4月からは、民間企業の法定雇用率が2.5%に引き上げられました。手帳は「制限」ではなく、自分に合った環境で「活躍するための武器」として捉え、一歩ずつキャリアの準備を進めていきましょう。
日常生活用具・補装具の給付申請
手足の不自由を補う車椅子や義足、視覚を補う白杖、聴覚を補う補聴器、さらには排泄を助けるストーマ装具など、生活に不可欠な道具(補装具・日常生活用具)の購入費用を自治体が助成してくれます。手帳の部位や等級に基づいて判定が行われます。
ここで非常に重要なのは、「購入前に申請する」というルールです。先に買ってしまった後の領収書を持って行っても、原則として助成は受けられません。まずはカタログを取り寄せ、見積書を作成してもらい、役所の承認を待つという手順を踏む必要があります。
また、特殊な意思伝達装置や、重度の障害がある方のための入浴補助用具なども対象になることがあります。「今の生活で不便を感じている道具」があれば、リハビリの先生やケアワーカーさんに相談し、制度の対象になるか確認してみる価値があります。
💡 ポイント
福祉サービスや用具の申請には、主治医の「意見書」や「診断書」が再び必要になることがあります。病院へ行く際は、何の手続きをしたいのかをメモして、先生にスムーズに依頼できるようにしておきましょう。
よくある質問(FAQ):手続きの「困った」を解決
Q. 全ての手続きを一度に終わらせることはできますか?
A. 残念ながら、1日ですべてを完璧にするのは難しいのが現実です。 窓口が分散していることに加え、書類の審査に数週間かかるものが多いからです。まずは市役所の障害福祉課で「医療費・手当・公共料金減免」を一気に済ませ、次に警察署やハローワーク、相談支援事業所といった外部機関へ順次足を運ぶ「2段構え」のスケジュールを組むのが現実的で負担が少ないです。
Q. 手続きを忘れていた場合、遡って割引や減免を受けられますか?
A. 基本的に「遡及(そきゅう)」はできないものが多いです。 例えばタクシー割引は乗車時に提示しないと受けられませんし、水道料金の減免も申請した月からの適用になります。ただし、所得税の障害者控除については、確定申告のやり直し(更正の請求)で過去5年分まで遡ることができます。諦める前に、まずは窓口で「いつから適用されるか」を確認しましょう。
Q. 手帳の更新時は、これら全ての手続きをやり直す必要がありますか?
A. 手続きによって異なりますが、再申請が必要なものが多いです。 特に自立支援医療やETC割引、自動車税の減免などは、新しい手帳の情報(有効期限など)を反映させるための手続きが必要です。手帳の更新案内が届いたら、付随するサービスの有効期限も一緒にチェックする習慣をつけましょう。相談支援専門員と契約していれば、こうしたスケジュールの管理をサポートしてもらえます。
Q. 引っ越しをした場合、手続きはどうなりますか?
A. 転入先の自治体で、手帳の住所変更とともに各種サービスの再申請が必要です。 障害者手帳そのものは全国共通ですが、医療費助成や手当、タクシー券などは「その自治体の予算」で運営されているため、新しい住所で登録し直す必要があります。転出前の自治体で「現在受けているサービス一覧」を出してもらうと、転居先での手続きがスムーズになります。
Q. 手帳を持っていることを誰にも知られたくないのですが、手続きは必要?
A. 手続きは任意ですが、受けられる恩恵とのバランスで考えましょう。 行政窓口には厳格な守秘義務があるため、手続きをしたからといって近所や職場に知れ渡ることはありません。特に税金の控除や医療費の助成は、経済的なメリットが非常に大きいです。「手帳を提示するのが恥ずかしい」という場合は、前述のスマホアプリ「ミライロID」を活用するなど、自分にストレスのない方法を探してみるのも一つの手です。
実例:Aさんが手帳交付後に感じた「手続きの壁」と「変化」
最初は面倒だと感じていた手続き
40代のAさんは、精神疾患による不調から精神障害者保健福祉手帳2級を交付されました。手帳が届いた当初、Aさんは「これを持っていても何かが変わるのだろうか」と半信半疑で、山積みの手続きを前にして動けなくなっていました。「市役所に行くだけで疲れてしまう」と、数週間は手帳を机の中に眠らせていたそうです。
しかし、毎月の診察代と薬代が生活を圧迫していることに気づき、重い腰を上げて市役所に向かいました。そこで自立支援医療の申請を行ったところ、それまで数千円かかっていた窓口支払いが、上限額の設定により大幅に安くなったのです。「もっと早く来ればよかった」、これがAさんの正直な感想でした。
一つひとつクリアすることで得られた安心感
医療費が安くなったことに勇気を得たAさんは、次にNHKの減免、そしてハローワークへの登録を行いました。当初は「障害者として働く」ことに抵抗がありましたが、専門の窓口で「あなたのペースで良いんですよ」と言われたことで、肩の荷が下りたと言います。その後、相談支援専門員と繋がり、日中の居場所としてB型事業所への通所も始めました。
Aさんはこう語ります。「最初は手続きの多さに絶望したけれど、一つ終わるごとに、自分の生活の土台が少しずつ固まっていく感覚がありました。手帳は単なるカードではなく、社会と繋がるための『命綱』だったんだと、今では思えます」。
今、手続きを迷っている方へ
Aさんのケースから分かるように、手続きは確かに面倒でエネルギーを必要とするものです。しかし、その先にあるのは、経済的な余裕であり、新しい居場所であり、社会からの正当なサポートです。Aさんも最初は「今日1つだけ、電話で聞く」というスモールステップから始めました。
もしあなたが今、疲れ果てていて手続きができないのであれば、家族や信頼できる友人に頼っても良いのです。あるいは、地域の「基幹相談支援センター」に電話をして、同行をお願いすることもできます。手続きは一人で戦うものではありません。周囲の力を借りて、あなたのための権利をしっかりと受け取ってください。
「手続きが終わるたびに、明日も生きていけるかも、と思えるようになりました。面倒な書類の向こう側に、私の味方がたくさんいたんです。」
— Aさんの回想より
まとめ
障害者手帳の取得は、あなたの新しい生活のスタートラインです。山積みの手続きを前に立ち止まってしまうかもしれませんが、これらは全てあなたの人生を楽にするための「仕組み」です。
- 優先順位をつける:医療費助成(自立支援医療)と手当の申請を最優先に。
- 固定費を削る:税金控除、NHK、自動車税などの減免で家計の負担を軽減。
- 移動を楽にする:電車・バス・ETC割引で社会との接点を維持。
- 外部の力を借りる:相談支援専門員と契約して、手続きや生活設計を任せる。
- 期限を守る:申請した月から始まる支援が多いため、なるべく早めのアクションを。
次のアクションとして、まずは「お住まいの市区町村名 障害福祉のしおり」をインターネットで検索してみるか、市役所の窓口で実物を受け取りに行きましょう。パラパラと眺めるだけで、「あ、これも使えるかも」という発見があるはずです。
手続きは、あなたが社会の中で誇りを持って生きていくための「準備運動」です。疲れたら休みながら、でも着実に、一つひとつクリアしていきましょう。あなたの毎日の負担が、少しでも軽くなることを心から願っています。

高橋 健一
(たかはし けんいち)50歳📜 保有資格:
社会福祉士
市役所の障害福祉課で20年間勤務し、制度の運用や窓口対応を担当してきました。「制度は難しい」と言われますが、知れば使える便利なツールです。行政の内側から見た制度のポイントを、分かりやすくお伝えします。
大学卒業後、地方自治体に入庁し、障害福祉課に配属されて20年。障害者手帳の交付、障害福祉サービスの支給決定、各種手当の申請受付など、幅広い業務を経験しました。行政職員として心がけていたのは、「制度を正確に伝えつつ、温かく対応する」こと。窓口に来られる方は不安を抱えています。制度の説明だけでなく、その方の状況に合わせた情報提供を大切にしてきました。退職後、民間の相談支援事業所に転職し、今度は「申請する側」の視点も理解できました。行政と民間、両方の経験を活かして、制度の仕組みだけでなく、「実際にどう使うか」まで伝えられるのが強みです。記事では、障害者総合支援法、障害者雇用促進法、各種手当など、制度の正確な情報を「難しい言葉を使わず」解説します。
もっと詳しく▼
💭 福祉の道を選んだ理由
公務員として地域に貢献したいと思い、障害福祉課に配属されたことがきっかけです。
✨ 印象に残っている出来事
窓口対応で、制度を活用して生活が楽になったと感謝されたこと。行政と民間両方の視点を得られたこと。
✍️ 記事を書く上で大切にしていること
制度の正確な情報を「難しい言葉を使わず」伝えることを大切にしています。
🎨 趣味・特技
将棋、歴史小説
🔍 最近気になっているテーマ
マイナンバーと福祉制度の連携、自治体DXの進展





