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障害者手帳で受けられる住宅支援制度まとめ

📖 約64✍️ 伊藤 真由美
障害者手帳で受けられる住宅支援制度まとめ
障害者手帳を持つ方が利用できる、多彩な住宅支援制度を網羅した解説記事です。公営住宅(市営・県営等)での優先入居や家賃減額の仕組み、民間賃貸での居住支援サービスの活用法を詳述。また、自宅をバリアフリー化するための「住宅改修費給付」や自治体独自の助成金について、申請の注意点を含めて解説しています。さらに、地域自立を支えるグループホームの費用助成、住宅ローン(フラット35等)の優遇、固定資産税の減免といった、持ち家派にも役立つ情報を網羅。住まいの不便や不安を解消し、自分らしい暮らしを実現するための実践的なガイドです。

障害者手帳を活用した住まいの支援:安心できる暮らしの作り方

「今の家では段差が多くて生活が大変」「将来の自立に向けて一人暮らしをしたいけれど、家賃が心配」といった、住まいにまつわるお悩みを抱えてはいませんか。住環境は、私たちが心身ともにリラックスし、活力を蓄えるための大切な基盤です。障害があることで生じる住まいの不便さは、適切な制度を利用することで、驚くほど解消されることがあります。

この記事では、障害者手帳をお持ちの方が利用できる住宅支援制度の全体像を詳しく解説します。公的な住宅への優先入居から、家賃の助成、さらには自宅を使いやすく改修するための補助金まで、知っておくと得をする情報を網羅しました。制度を知ることは、自分らしい生活環境を手に入れるための第一歩です。

「難しそう」と感じる手続きも、順を追って確認すれば決して不可能ではありません。この記事を通じて、あなたの理想とする住まいを実現するための具体的なヒントを見つけていきましょう。専門的な知識をわかりやすく噛み砕いてお伝えしますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。それでは、まず賃貸住宅に関する支援から見ていきましょう。


公的賃貸住宅への入居支援と優遇措置

公営住宅での優先入居と当選確率の優遇

都道府県や市区町村が運営する公営住宅(都営・県営・市営住宅など)は、民間の賃貸物件に比べて家賃が安く、障害のある方にとって非常に心強い味方です。障害者手帳をお持ちの場合、多くの自治体で「福祉枠」や「優先当選枠」といった優遇措置が設けられています。これにより、一般の方よりも当選確率が高まる仕組みになっています。

具体的な優遇内容は自治体ごとに異なりますが、例えば「当選確率を2倍から7倍に設定する」「障害者専用の募集枠を確保する」といったケースが見られます。また、車椅子を利用している方のための「車椅子使用者向住宅」も用意されており、あらかじめ広い通路や段差のない設計がなされています。こうした住宅は、生活の質を大きく向上させてくれます。

実例として、身体障害者手帳2級を持つAさんは、長年民間のアパートの階段に苦労していましたが、市営住宅の優先枠に応募し、3回目の抽選で1階のバリアフリー住戸に当選しました。「家賃が下がっただけでなく、外出の心理的ハードルが劇的に下がりました」と笑顔で話してくれました。まずは、お住まいの地域の住宅供給公社などの窓口で、次回の募集時期と優先枠の詳細を確認してみましょう。

家賃の減額・免除制度の活用

公営住宅に入居できた場合、さらに嬉しいのが家賃の減額措置です。障害者手帳をお持ちで、世帯の所得が一定基準以下であれば、もともと低く設定されている家賃がさらに割り引かれることがあります。これは、生活困窮を防ぎ、安心して地域生活を継続するための重要なセーフティネットです。

減額の割合は所得区分や障害の程度によって決まります。例えば、所得が著しく低い世帯では、通常の家賃の半額近くまで減額されることも珍しくありません。また、更新手続きの際に障害者手帳の写しを提出することで、継続して減額が受けられる仕組みになっています。民間賃貸ではなかなか難しい「固定費の抑制」が実現できるのが公営住宅の大きなメリットです。

ただし、家賃減額の申請には毎年、所得証明書などの提出が必要になることが多いです。手続きを忘れると通常料金に戻ってしまう可能性があるため、注意が必要です。自治体の担当者から送られてくる書類をしっかりチェックし、期限内に手続きを完了させるようにしましょう。経済的な余裕が生まれることで、リハビリや趣味活動に予算を回すことができるようになります。

民間賃貸住宅での家賃補助とサポート

公営住宅の倍率が高くてなかなか当たらない、あるいは職場や病院の近くに住みたいといった理由で民間賃貸住宅を選ぶ方も多いでしょう。一部の自治体では、民間賃貸に住む障害者世帯向けに独自の「家賃助成制度」を設けています。これは、家賃の一部(月額数千円から数万円程度)を自治体が補助してくれる制度です。

また、障害があることで入居審査に不安を感じる方のために、「あんしん居住制度」や「居住支援法人」によるサポートも広がっています。これは、保証人が見つからない場合に保証会社の紹介をしてくれたり、見守りサービスを提供したりすることで、大家さんが安心して部屋を貸せるよう仲介してくれる仕組みです。こうした支援団体を介することで、物件選びの幅が大きく広がります。

実際に、精神障害を持つBさんは、居住支援法人のサポートを受けて、駅から近いアパートへの入居を決めました。「最初は不動産屋に行くのも怖かったけれど、支援員さんが同行してくれたおかげで、正直に病気のことを伝えた上で歓迎してくれる大家さんに出会えました」と話しています。一人で悩まず、地域の福祉相談窓口や支援法人を頼ることが、良い住まい探しの成功のコツです。

💡 ポイント

「居住支援法人」は都道府県が指定する団体です。お住まいの地域の「居住支援協議会」のホームページで、サポートを行っている団体の一覧を確認することができます。


自宅を快適にする住宅改修補助金制度

障害者総合支援法に基づく住宅改修費給付

持ち家や賃貸住宅の段差をなくしたい、手すりを付けたいと考えたときにまず検討したいのが、障害者総合支援法に基づく「住宅改修費の給付」です。これは、日常生活を円滑にするために必要な小規模な住宅改修を行う際、費用の一部を公費で補助してくれる制度です。

対象となる工事には、手すりの取り付け、段差の解消、滑り止めの設置、扉の引き戸への交換、和式トイレから洋式への取り替えなどが含まれます。給付の限度額は原則として20万円とされており、利用者の所得に応じて自己負担額(通常1割)を支払う形になります。つまり、実質的には最大18万円程度の補助が受けられる計算になります。

成功のコツは、必ず着工前に申請することです。工事が終わってから領収書を持っていっても、補助の対象にはなりません。まずは市区町村の福祉窓口に相談し、理学療法士などの専門家のアドバイスを受けながら「どのような改修が本当に必要か」を検討しましょう。専門家の意見書を添えて申請することで、より生活実態に即した改修が認められやすくなります。

介護保険制度との優先順位と併用

65歳以上の方や特定の疾病がある方は、介護保険制度の住宅改修補助が優先されます。介護保険でも同様に20万円を限度額とした給付がありますが、障害福祉の制度と何が違うのでしょうか。大きな違いは、介護保険を使い切った後や、介護保険では対象外となる項目(広範囲な改修など)について、障害福祉の独自の制度(日常生活用具給付など)を上乗せして使える可能性がある点です。

例えば、重度の肢体障害がある方の場合、介護保険の20万円だけでは階段昇降機の設置などは到底賄えません。そのような場合に、自治体独自の「重度障害者住宅改造助成」などを活用することで、数百万円規模の大きな改修費用の補助が受けられることがあります。これは手帳の等級が重い方を対象としていることが多いですが、諦める前に必ず確認したい項目です。

実例として、Cさんは介護保険でトイレの手すりを設置し、障害福祉の制度で玄関に大がかりなスロープを設置しました。このように、複数の制度を組み合わせることで、家全体のバリアフリー化を進めることができます。ケアマネジャーと相談支援専門員が連携してくれるよう、自分から橋渡しをお願いするのも良い方法です。

リフォームを支える自治体独自の助成金

国の制度だけでなく、市区町村が独自に上乗せして実施している住宅改造助成事業も見逃せません。これは「住宅改修費給付」の限度額を超えるような工事に対して、自治体が独自に予算を組んで補助してくれるものです。限度額が50万円から100万円、あるいはそれ以上に設定されている地域もあります。

助成を受けるための条件は自治体によって様々ですが、「所得制限がある」「身体障害者手帳1級・2級などの重度障害者が対象」「世帯全員が住民税非課税であること」などが一般的です。また、新築や増築には使えない場合が多いですが、中古住宅を購入してバリアフリー化する際に利用できることもあります。

こうした自治体独自の助成は、予算に限りがあるため、年度の途中で受付を終了してしまうこともあります。計画を立てる際は、年度の初め(4月頃)に窓口へ行き、その年の予算状況や条件を確認しておくのがスムーズです。地元の工務店の中には、こうした助成金の手続きに慣れている業者もありますので、業者選びの際の判断基準にしても良いでしょう。

⚠️ 注意

賃貸住宅を改修する場合は、必ず大家さんの「承諾書」が必要です。無断で工事を行うと契約違反になる恐れがあるため、事前にしっかりと説明を行い、文書で合意を得ておきましょう。


自立を支えるグループホームと宿泊型支援

共同生活援助(グループホーム)という選択

「親が高齢になってきたので、そろそろ自立して生活したい」「一人暮らしは不安だけれど、施設ではなく地域で暮らしたい」という方にとって、グループホーム(共同生活援助)は非常に有力な選択肢です。障害者手帳をお持ちであれば、福祉サービスとして利用することができます。

グループホームでは、数名の入居者が一軒家やマンションの一室をシェアして暮らします。夜間もスタッフが常駐(またはオンコール対応)しており、食事の提供や服薬管理、金銭管理のサポートなど、その人に必要な支援を受けられます。何より、同じ悩みを持つ仲間や支援者が身近にいるという安心感は、地域生活を継続する上での大きな精神的支えになります。

実例として、知的障害のあるDさんは、特別支援学校を卒業後にグループホームに入居しました。平日は就労継続支援B型事業所に通い、週末はグループホームの仲間とテレビを見たり散歩をしたりして過ごしています。「自分でできることは自分でやり、困ったときだけスタッフを呼ぶという生活が、自分のプライドを守ってくれています」とDさんのご家族は語ります。自立の形は一つではありません。グループホームも立派な自立の形です。

家賃補助(特定障害者特別給付費)の仕組み

グループホームを利用する際、大きなハードルとなるのが家賃です。福祉サービスとしての利用料は所得に応じて決まりますが、家賃や光熱費、食費といった実費は全額自己負担が原則です。しかし、障害者手帳をお持ちで所得が低い方には、国から月額1万円の家賃補助(特定障害者特別給付費)が支給されます。

この1万円は、グループホームの家賃が3万円であれば、実質2万円で住めるようになることを意味します。多くのグループホームは、もともと家賃を安く設定していることが多いため、この補助があることで障害年金の範囲内で生活を完結させやすくなります。申請は市区町村の福祉窓口で行いますが、入居時に事業所のスタッフが手続きを代行してくれることが一般的です。

また、自治体によってはさらに上乗せで家賃助成を行っているところもあります。例えば、東京都内など家賃が高い地域では、国からの1万円に加えて数万円の助成が出ることもあります。入居を検討する際は、事業所に対して「実質的な自己負担額はいくらになるか」を事前にシミュレーションしてもらうことが、将来の家計を守るためのポイントです。

宿泊型自立訓練と体験入所の活用

いきなりグループホームに入るのは決心がつかない、という方には宿泊型自立訓練や短期入所(ショートステイ)での「体験入所」がおすすめです。宿泊型自立訓練は、概ね2年という期限の中で、家事や身の回りのことを練習し、一人暮らしやグループホームへの移行を目指すサービスです。

ここでは、料理の作り方や洗濯機の回し方、近所のスーパーでの買い物など、実践的なスキルをスタッフと一緒に学びます。「自分は一人で暮らしていけるのだろうか」という不安を、具体的な「自信」に変えていくための合宿所のような場所です。障害者手帳があれば、福祉サービスとして低料金で利用することができます。

また、多くのグループホームでは、正式入居の前に数日間のショートステイを受け付けています。実際に泊まってみて、食事の味や他の入居者との相性、夜の静かさなどを確かめることができます。成功のコツは、複数のホームを体験してみることです。自分が一番リラックスできる場所を見つけることが、長く幸せに暮らすための秘訣です。

サービス名 特徴 おすすめな方
グループホーム 少人数での共同生活。食事等のサポートあり。 長く地域で安心して暮らしたい方
宿泊型自立訓練 自立のためのトレーニング施設。原則2年。 将来一人暮らしを目指したい方
短期入所(ショートステイ) 数日間の宿泊。介護者の休息や体験に。 一時的に家族と離れて過ごしたい方

✅ 成功のコツ

グループホームを選ぶ際は、運営法人の理念やスタッフの定着率をチェックしましょう。見学時にスタッフが利用者さんとどのように接しているかを観察するのが一番の近道です。


住宅購入や融資における手帳のメリット

「フラット35」等の金利優遇や団体信用生命保険

障害があるからといって、マイホームの夢を諦める必要はありません。近年、住宅ローンにおいて障害のある方を対象とした配慮が進んでいます。例えば、住宅金融支援機構の「フラット35」では、一定の条件を満たすバリアフリー住宅を建てる場合に金利を優遇するプランが用意されています。これは障害者手帳の有無に直接連動するわけではありませんが、手帳をお持ちの方がバリアフリー工事を行う際に非常に相性の良い制度です。

また、住宅ローンの最大の壁となりがちなのが「団体信用生命保険(団信)」への加入です。健康状態に不安がある場合、通常の団信には加入できないことがありますが、告知項目を緩めた「ワイド団信」や、団信加入が必須ではないフラット35などを活用することで、融資を受けられる可能性が高まります。手帳を持っていることがマイナスに働くのではなく、むしろ「どのような配慮が必要か」を明確にする材料としてポジティブに活用しましょう。

実際に、心臓疾患で身体障害者手帳をお持ちのEさんは、ワイド団信を活用して中古マンションを購入しました。「一生賃貸でいられるか不安だったので、自分の資産を持てたことで精神的な安定が得られました」と話しています。ローン相談の際は、障害者手帳を提示し、現在受けている福祉サービスの内容なども伝えると、銀行側もより具体的な検討に入りやすくなります。

税金の軽減・免除による維持費の抑制

住宅を所有すると、毎年「固定資産税」などの税金が発生しますが、ここでも障害者手帳のメリットがあります。多くの自治体では、障害者手帳(特に重度の場合)をお持ちの方が住む住宅に対して、固定資産税の減免措置を行っています。これは、バリアフリー改修を行った場合にその翌年の税額を減額する制度や、土地・建物そのものの評価額を調整する制度などがあります。

また、不動産を取得した際にかかる「不動産取得税」についても、一定の条件を満たせば減額されることがあります。これらの税制優遇は、住宅の維持費を抑えるために非常に有効です。ただし、これらの減免は「自動的に」適用されるわけではありません。不動産登記を行った後や改修が終わった後に、自分で税務署や自治体の税務課に申請を行う必要があります。

「自分から言わないと適用されない」のが税金のルールの難しいところです。住宅購入やリフォームの際には、地元の税理士や自治体の無料税務相談を活用し、「自分の等級で受けられる減免は何か」をリストアップしておきましょう。年間で数万円の差であっても、住宅を維持する数十年のスパンで考えれば、非常に大きな金額の節約になります。

生活福祉資金貸付制度の活用

銀行のローンを組むのが難しい場合や、リフォーム資金の自己負担分が用意できない場合に検討したいのが、社会福祉協議会が実施している「生活福祉資金貸付制度」です。この中には「福祉費」という項目があり、障害者手帳をお持ちの方が住宅の改修や移転に必要な資金を借りることができます。

この制度の最大のメリットは、金利が極めて低い(無利子、または年0.5%から1.5%程度)ことです。また、単にお金を貸すだけでなく、相談支援員がついて家計の立て直しや返済計画についても相談に乗ってくれます。借り入れには審査がありますが、「営利を目的としない貸付」であるため、一般的な金融機関よりも相談の門戸が広く開かれています。

例えば、車椅子の買い替えに伴う玄関のスロープ改修で、補助金の対象外となってしまった部分についてこの貸付を利用したFさんは、「月々5,000円の返済で済んだので、無理なく生活を続けられました」と喜んでいます。困ったときは、まず地域の社会福祉協議会(社協)の窓口を訪ねてみましょう。そこには、金融機関とは違った視点でのサポートが待っています。

💡 ポイント

生活福祉資金貸付制度を利用する際は、民生委員さんを通じた相談が必要になることがあります。地域とのつながりを作るきっかけにもなる制度です。


よくある質問(FAQ)

Q. 障害者手帳の等級が変わった場合、住宅支援はどうなりますか?

手帳の等級が重くなった(例えば3級から1級になった)場合、受けられる助成の限度額が上がったり、減免措置の対象が広がったりすることがあります。逆に等級が軽くなった場合は、一部の支援が終了することもありますが、既に入居している公営住宅から即座に退去を求められるようなことはまずありません。等級が変わったときは、速やかに自治体の住宅担当課や福祉窓口へ報告し、手続きの更新を行いましょう。正直に報告することが、後々のトラブルを防ぐ一番の近道です。

Q. 賃貸の入居審査で手帳を持っていることを隠すべきでしょうか?

隠す必要はありません。むしろ、正直に伝えた上で「障害年金などの安定した収入があること」や「訪問介護などのサポート体制が整っていること」をアピールする方が、大家さんの安心感に繋がります。最近は「障害者差別解消法」により、障害があることだけを理由に入居を拒否することは禁止されています。万が一、不当な扱いを受けた場合は、地域の居住支援法人や人権相談窓口に相談しましょう。あなたの生活を支える支援者が背後にいることは、賃貸契約において強力な信頼の証になります。

Q. 住宅改修の補助金は、何度でも受けられますか?

基本的には一生に一度、あるいは1軒の住宅につき一度という制限があることが多いです。ただし、例外があります。例えば、障害の程度が著しく重くなり、以前の改修では対応できなくなった場合や、別の住宅に転居した場合には、再度申請が認められることがあります。また、20万円の枠を一度に使い切らず、数回に分けて使うことは可能です。将来の病状の変化も見据えて、どのタイミングでどの改修を行うのが最適か、理学療法士などの専門家と長期的な視点で相談しておくことが大切です。


まとめ

障害者手帳を活用した住宅支援制度は、単なる金銭的な補助だけでなく、あなたが社会の中で自立し、安心して暮らすための土台を築くためのものです。最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。

  • 公営住宅は、優先入居枠や家賃減額制度があり、経済的な自立を強力に支えてくれる。
  • 住宅改修補助は、着工前の申請が必須。20万円の枠を賢く使い、自宅をバリアフリー化しよう。
  • グループホームは、家賃補助(1万円)を活用しながら、仲間や支援者と地域で暮らす選択肢。
  • 住宅ローンや税金の面でも、ワイド団信や固定資産税の減免など、手帳のメリットを活かせる。

住まいの問題は、一人で抱え込むと非常に大きな負担に感じられます。しかし、自治体の福祉窓口、社会福祉協議会、居住支援法人といった、あなたを支えるための専門機関が必ず存在します。「こんなはずじゃなかった」と後悔する前に、まずは情報のアンテナを広げ、信頼できる相談先を見つけましょう。

次のアクションとして、まずはお住まいの自治体のホームページで「障害者 住宅支援」と検索してみるか、電話で窓口に「住宅改修のパンフレットをください」と伝えてみることから始めてみませんか。取り寄せた資料を眺めるだけでも、未来の住まいへのイメージが具体的になり、希望が見えてくるはずです。あなたの毎日が、心地よい住環境の中で輝き出すことを、心から応援しています。

伊藤 真由美

伊藤 真由美

いとう まゆみ33
担当📚 実務経験 10
🎯 就労支援🎯 進路支援

📜 保有資格:
特別支援学校教諭免許、社会福祉士

特別支援学校で5年教員を務めた後、就労継続支援B型事業所で5年勤務。「学校から社会へ」の移行支援と、「自分のペースで働く」を応援します。進路選択や作業所選びの情報をお届けします。

大学で特別支援教育を学び、卒業後は特別支援学校の教員として5年間勤務。知的障害や発達障害のある生徒たちの進路指導を担当する中で、「卒業後の支援」の重要性を痛感しました。そこで教員を辞め、就労継続支援B型事業所に転職。現在は生活支援員として、様々な障害のある方が自分のペースで働く姿を日々見守っています。特に大切にしているのは、「働くことがすべてではない」という視点。一般就労が難しくても、作業所での仕事や日中活動を通じて、生きがいや居場所を見つけることは十分可能です。記事では、特別支援学校卒業後の進路選択、就労継続支援A型・B型の違い、作業所での実際の仕事内容など、「自分らしい働き方・過ごし方」を見つけるための情報を発信します。

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💭 福祉の道を選んだ理由

特別支援教育を学び、「卒業後の支援」の重要性を感じたことがきっかけです。

✨ 印象に残っている出来事

作業所での仕事や日中活動を通じて、生きがいや居場所を見つけた方々を見守ってきたこと。

✍️ 記事を書く上で大切にしていること

「働くことがすべてではない」という視点を大切に、自分らしい過ごし方を見つける情報を発信します。

🎨 趣味・特技

ハンドメイド、音楽鑑賞

🔍 最近気になっているテーマ

発達障害のある方の就労支援、工賃向上の取り組み

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