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特別支援学校・通常学級・通級|どれを選ぶべき?

📖 約60✍️ 鈴木 美咲
特別支援学校・通常学級・通級|どれを選ぶべき?
お子さんの進路選択で迷う「特別支援学校、通常学級、通級指導教室」の3つの選択肢について、それぞれの特徴、メリット・デメリット、適しているお子さんの特性を徹底解説。特別支援学校は専門的な生活・職業教育、通常学級は多様性の中での成長(合理的配慮が重要)、通級は通常学級と個別支援の両立を目指します。進路決定は、お子さんの「最善の利益」を最優先し、特性評価、長期目標設定、関係者との合意形成という3ステップで進めることが重要です。後悔しない柔軟な選択のための具体的な視点と相談窓口を紹介します。

特別支援学校・通常学級・通級|どれを選ぶべき?進路決定で後悔しないための徹底ガイド

お子さんの進路を考えるとき、「特別支援学校」「通常学級」「通級」の選択肢が頭をよぎり、「どれがうちの子にとって一番良いのだろう?」と悩んでいませんか?

学校選びは、お子さんの将来の成長や生活、さらにはご家族の負担にも関わる、非常に重要な決断です。情報が多すぎて迷ってしまうのも当然のことだと思います。

この記事では、それぞれの教育の場の特徴やメリット・デメリットを具体的に解説し、進路を決定する上でのステップ、そして支援者・保護者の方の不安を解消するためのヒントを、専門的な視点と温かい視点の両方から徹底的にお伝えします。

この記事を最後まで読んでいただくことで、ご自身のお子さんに最適な選択肢を見つけるための明確な道筋と、自信を持って進路選択をするための知識が得られます。ぜひ、焦らず、一緒に考えていきましょう。


お子さんに最適な学びの場を見つけるための第一歩

「特別支援学校、通常学級、通級指導教室」という3つの選択肢は、お子さんの障害特性や必要な支援内容に応じて、学校教育法に基づき提供されています。これらは優劣ではなく、それぞれが異なる目的と教育環境を持っていることを理解することが大切です。

多くの方が迷われるのは、「障害があるから特別支援学校」と決めつけなくても良い、という選択肢の多様性があるからです。お子さんが最もいきいきと、そして着実に力をつけていける場所はどこか、という視点が最も重要になります。

まずは、それぞれの教育の場がどのようなお子さんを対象とし、どのような教育を行っているのか、その基本的な概要を押さえましょう。

多様な教育の場、それぞれの違いを理解する

特別支援学校は、障害種別に対応した専門的な教育を提供する場で、重度の障害や複数の障害を併せ持つお子さんが主な対象となります。少人数のクラスで、個別のニーズに応じたカリキュラムが組まれます。

一方、通常学級は、大多数の児童生徒と同じ環境で学ぶ場です。軽度な発達障害などで、学習面や生活面で大きな困難がない、またはサポートがあれば集団生活に馴染めるお子さんが対象となります。

通級指導教室は、普段は通常学級に在籍しながら、特定の時間だけ別室で専門的な指導を受ける場です。主に言語障害や自閉症、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)などのお子さんが利用します。

💡 ポイント

この3つの選択肢は、お子さんの障害の「重さ」だけで決まるものではありません。お子さんの「得意・不得意」「特性」「将来的な目標」を総合的に考慮して検討することが肝心です。

進路選択に影響する教育の目的の違い

教育の目的にも、それぞれの場所で違いがあります。特別支援学校は、自立と社会参加を大きな目標とし、生活に直結する知識や技能、職業教育に重点を置くことが多いです。学習指導要領も通常学校とは異なります。

通常学級は、義務教育の基礎学力と集団生活能力の習得が主眼です。その中で、個別の支援計画(IEP)や個別の教育支援計画に基づき、障害のあるお子さんへの配慮が行われます。

通級指導教室の目的は、通常学級での学習や集団生活を円滑にするためのサポートです。例えば、読み書きのつまずきへの指導、コミュニケーション能力の向上、自己コントロールの訓練など、特定の課題に特化して取り組みます。

これらの教育目的の違いを把握することで、お子さんの将来にとって、今、最も力を入れるべきことは何か、という視点を持つことができます。


特別支援学校を選ぶ:専門的な支援と集団での成長

特別支援学校は、障害のあるお子さんが、その特性に応じて専門的かつ集中的な支援を受けられる教育の場です。手厚いサポート体制が最大の魅力であり、特に医療的ケアが必要な場合や、集団生活に大きな困難を伴う場合に、重要な選択肢となります。

ここでは、特別支援学校の具体的な教育内容、メリットとデメリット、そしてどのようなお子さんに適しているのかを詳しく見ていきましょう。

特別支援学校の具体的な教育と環境

特別支援学校には、視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱など、障害種別に対応した学校があります。幼稚部、小学部、中学部、高等部が設けられており、一貫した教育を受けることができます。

教育の柱は、「生活に密着した指導」と「職業教育」です。たとえば、お金の計算、公共交通機関の利用方法、調理や掃除などの家事スキルなど、将来の自立に不可欠なスキルを時間をかけて丁寧に学びます。また、高等部では、就職に向けた実習や訓練に力を入れる学校が多いです。

クラスは少人数制で、教員の配置も手厚く、医療的ケアやリハビリテーションの専門職が配置されている場合もあります。設備面でも、バリアフリー構造はもちろん、お子さんの障害に合わせた教材や機器が充実しています。

特別支援学校のメリット・デメリット

特別支援学校を選ぶ最大のメリットは、やはり専門性の高い教育と手厚いサポートです。お子さん一人ひとりの障害特性を深く理解した教員が、きめ細かな指導を行います。

  • 専門性:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家と連携した指導が受けやすい。
  • 環境:バリアフリーが徹底され、安心して学校生活を送れる。
  • 仲間:同じような特性を持つ仲間と出会い、共感や連帯感を育みやすい。
  • 進路:卒業後の就労支援や生活支援への連携がスムーズな場合が多い。

一方で、デメリットも存在します。最も大きいのは、地域社会や多様な人々との交流機会が少なくなる可能性があることです。

  • 交流:通常学級の生徒との交流が、定期的な行事に限られ、日常的ではない。
  • 移動:自宅から学校までの距離が遠く、スクールバスや送迎が必要な場合がある。
  • 生活:通常学級に比べて、社会の一般的なルールや多様な価値観に触れる機会が限定される。

「うちの子は重度の肢体不自由ですが、特別支援学校では毎日リハビリを受けられ、看護師さんも常駐しているので安心です。親として、日々の安全が保証されていることが何よりも大切だと感じました。」

— 保護者の声

こんなお子さんに特別支援学校は適している

特別支援学校が特に適しているのは、以下のようなお子さんです。

  • 知的な遅れが顕著で、通常学級の学習内容では大きな困難を伴うお子さん。
  • 医療的ケアや特別なリハビリテーションを日常的に必要とするお子さん。
  • 集団生活における安全確保が、通常学級では困難な場合。
  • 将来の就労や生活自立に特化した、専門的な教育を強く望む場合。

✅ 成功のコツ

特別支援学校を選ぶ際は、その学校の教育方針や進路実績を詳しく確認しましょう。また、高等部以降の就労支援の状況について、具体的に学校に尋ねることが、将来のミスマッチを防ぐ上で重要です。


通常学級を選ぶ:地域での成長と多様性の中での学び

通常学級は、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちが同じ場で共に学ぶ「インクルーシブ教育」の理念に近づく選択肢です。地域の学校に通い、近所の友達と交流しながら成長できるという大きなメリットがあります。

しかし、通常学級に在籍するからといって、「何も支援がない」わけではありません。合理的配慮のもと、個々のお子さんに合わせた支援が求められる時代になっています。

通常学級での「合理的配慮」とは

通常学級に障害のあるお子さんが在籍する場合、学校は「合理的配慮」を提供することが法的に義務付けられています。合理的配慮とは、障害のある人が、障害のない人と同じように、教育や社会生活に参加できるようにするために行われる個別の調整や変更のことです。

具体的な配慮の例としては、以下のようなものがあります。

配慮の領域 具体的な内容の例
学習面 試験時間の延長、ルビ付きの教材の使用、座席位置の配慮
環境面 教室の掲示物の整理、音に敏感なお子さんへのイヤホンの許可
行動面 休憩時間のリフレッシュのための別室利用、口頭での指示の徹底

これらの配慮は、「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」に基づいて具体的に決定され、担任や関係教職員間で共有されます。保護者の方も計画策定に積極的に参加することが大切です。

通常学級のメリット・デメリット

通常学級のメリットは、多様性の中で社会性を身につける機会が豊富であることです。さまざまな背景を持つ同年代の子どもたちと日常的に関わることで、コミュニケーション能力や協調性が育まれます。

  • 社会性:一般社会のルールや多様な人々の考え方に触れる機会が多い。
  • 地域:近隣の友人と放課後も交流しやすく、地域社会の一員としての自覚が持てる。
  • 学力:一定の学力水準に触れることで、学習意欲の向上につながる可能性がある。
  • 進路:一般的な高校や大学への進学を視野に入れやすい。

一方で、デメリットとして、手厚い専門的な支援が受けにくいことや、集団生活でつまずきを感じやすい側面もあります。

  • 支援:教員の専門知識や経験が特別支援学校ほど豊富ではない場合がある。
  • 負担:配慮が行き届かず、お子さんや保護者の方が精神的な負担を抱えやすい。
  • 孤立:周囲の理解が得られず、集団の中で孤立してしまうリスクがある。

⚠️ 注意

通常学級を選ぶ際は、学校側の「合理的配慮」の理解度や実施体制を事前に確認することが非常に重要です。いくら理念が素晴らしくても、現場での支援が不十分では、お子さんの負担が大きくなります。

通常学級が適しているお子さんの特性

通常学級への在籍が適しているのは、以下のようなお子さんです。

  • 軽度な発達障害などで、学習面での大きなつまずきはなく、サポートがあれば集団生活に馴染めるお子さん。
  • 社会性やコミュニケーション能力を、多様な環境の中で積極的に身につけたいと願うお子さん。
  • 知的な遅れがなく、通常学級の学習内容を理解できる見込みがあるお子さん。
  • 情緒面での安定があり、環境の変化や集団のざわつきに過度に反応しないお子さん。

重要なのは、「通常学級にいることが、その子の成長にとって最大の利益となるか」という視点です。周囲との比較で、自信を失うことのないよう、自己肯定感を育む支援も同時に必要となります。


通級指導教室を選ぶ:通常学級と専門支援の「いいとこどり」

通級指導教室(以下、通級)は、通常学級に在籍しながら、週に数時間、個別の課題に特化した指導を受けることができる制度です。これは、通常学級での学びと、専門的な個別支援という、両方のメリットを享受できるバランスの取れた選択肢として注目されています。

主に発達障害や情緒障害のあるお子さんが利用することが多く、特定の苦手分野を克服し、通常学級での学びをより充実させることを目的としています。

通級指導教室の指導内容と利用の流れ

通級の指導内容は、お子さん一人ひとりのニーズに応じて大きく異なります。主な指導の例としては、以下のようなものがあります。

  • 言語指導:発音の訓練、言葉の理解力・表現力の向上。
  • ソーシャルスキルトレーニング(SST):対人関係のルール、感情のコントロール方法。
  • 学習指導:読み書きのつまずきへの指導、集中力を高める訓練。
  • 情緒面の安定:不安への対処法、自己肯定感を高めるサポート。

利用の流れとしては、まず保護者からの相談、学校と教育委員会によるアセスメント(評価)が行われます。その後、通級が適切と判断されれば、個別の指導計画が作成され、指導が始まります。通級の時間は、多くの場合、在籍校の授業時間中に行われます。

通級指導教室のメリットと注意点

通級の最大のメリットは、通常学級での生活を続けながら、専門的な指導を受けられることです。地域社会との繋がりを保ちつつ、苦手な部分を克服するための集中的なサポートが得られます。

  • 両立:通常学級の友達との関係を維持しながら、個別支援を受けられる。
  • 専門性:通級の教員は、障害特性に関する専門的な知識を持っていることが多い。
  • 自信:苦手分野を克服することで、通常学級での学習への意欲や自信につながる。

ただし、注意すべき点もあります。通級はあくまで「部分的な支援」であるため、広範囲にわたるサポートが必要なお子さんには不十分となる可能性があります。

  • 時間:指導時間が週に数時間程度と限られているため、集中的な訓練には向かない場合がある。
  • 移動:通級指導教室が在籍校とは別の学校に設置されている場合、移動時間が発生する。
  • 対象:知的障害を伴う場合や、重度な障害特性がある場合は、通級の対象とならないことが多い。

「うちの子はADHDで、授業中の集中力が課題でした。通級で自己コントロールの技術を学んだおかげで、通常学級の先生から『授業態度が格段に良くなった』と褒められました。通常学級に残りたかったので、通級は本当にありがたい制度です。」

— 保護者の声

通級利用が特に有効なお子さんの例

通級指導教室の利用が効果的なのは、以下のようなお子さんです。

  • 読み書き計算などの特定の学習に著しい困難がある(LDの傾向)が、知的な遅れはないお子さん。
  • 対人関係や集団行動のルール理解につまずきがあるが、通常学級での学習は可能な自閉スペクトラム症(ASD)傾向のお子さん。
  • 衝動性や不注意(ADHDの傾向)があり、そのコントロール方法を学びたいお子さん。
  • 発音や吃音など、言語面で専門的な指導が必要なお子さん。

💡 ポイント

通級は、通常学級での生活を「より良くする」ための制度です。通級の先生と通常学級の担任の先生との連携が密に行われているかが、指導効果の鍵を握ります。連携体制を事前に確認しましょう。


後悔しない進路選択のためのステップと重要な視点

特別支援学校、通常学級、通級のどれを選ぶべきか、その最終的な決定は、お子さんの幸せな未来につながるものでなければなりません。ここでは、そのために必要な具体的なステップと、選択を誤らないための重要な視点をご紹介します。

進路決定の3つのステップ

進路決定は感情的になりがちですが、客観的な情報を基に、冷静に進めることが大切です。以下の3つのステップを踏みましょう。

  1. アセスメントと情報収集:
    • 専門機関(児童相談所、発達障害者支援センターなど)での最新の検査結果を入手します。
    • 医療機関からの意見書や、現在の療育・学校での具体的な行動観察記録を整理します。
    • 検討しているすべての学校の見学や体験入学に必ず参加し、実際の雰囲気を肌で感じます。
  2. 長期的な目標設定:
    • 「卒業後、どのような生活を送っていてほしいか」という長期的な目標を明確にします。
    • 就労、一人暮らし、地域での活動参加など、具体的なイメージを家族で共有します。
    • 目標達成のために、どのスキルを優先して伸ばすべきかをリストアップします。
  3. 関係者間での合意形成:
    • 学校、療育機関、福祉サービス事業者など、お子さんを取り巻くすべての支援者と意見交換を行います。
    • 市の教育相談窓口や就学相談会を利用し、第三者の専門家の意見も聞きます。
    • 最終的にお子さんの意見(意思)を尊重し、家族で決断します。

絶対に外せない進路選択の3つの視点

選択を後悔しないために、この3つの視点を常に意識してください。

1. お子さんの「最善の利益」を最優先にする

親の希望や体裁ではなく、「この環境がお子さんの心身の成長にとって、本当に最も良いのか」という視点を貫きます。例えば、通常学級にこだわった結果、お子さんが毎日つらい思いをするのであれば、それは「最善の利益」とはいえません。

2. 卒業後の「生活」を逆算して考える

学校はゴールではなく、通過点です。中学卒業、高校卒業の後の就労、進学、地域生活を見据えて、今、どの教育環境がその目標達成に役立つかを考えます。職業訓練に力を入れる支援学校か、基礎学力を重視する通常学級か、などです。

3. 「柔軟な変更が可能か」という視点を持つ

一度決めたら変えられないわけではありません。途中で環境が合わなくなれば、転籍や通級の利用開始・終了といった柔軟な変更を検討することができます。最初から完璧な選択を目指さず、「まずは試してみる」という姿勢も大切です。

✅ 成功のコツ

お子さんの進路について不安を感じる場合は、地域のペアレント・メンター(障害のある子の親の相談役)に相談してみることを強くお勧めします。実際にその道を歩んできた先輩保護者の生の声は、何よりも心強い情報源となります。


よくある質問(FAQ)と相談窓口

進路選択の際に、保護者の方々からよく聞かれる質問と、その答えをまとめました。

Q1. 通常学級で支援が必要な場合、特別支援教育支援員(介助員)は必ずついてくれるのですか?

A. 必ずつくわけではありません。特別支援教育支援員(介助員)の配置は、各市町村の教育委員会の判断と予算によって決定されます。お子さんの障害の程度や必要な支援の内容、そして学校側の申請に基づいて配置が検討されます。

特に重度な障害や医療的ケアが必要な場合は、配置されやすい傾向にありますが、軽度の場合や人手不足の地域では、配置されないこともあります。必ず就学相談の際に、配置の可能性と具体的な支援内容について確認しましょう。

Q2. 特別支援学校と通常学級は、途中で転校(転籍)できますか?

A. はい、可能です。これを「転籍」といいます。お子さんの成長に伴い、必要な支援が変わったり、環境が合わなくなったりすることは自然なことです。例えば、通常学級で集団生活が困難になった場合、特別支援学校への転籍が可能ですし、その逆も可能です。

転籍には、教育委員会による再度の就学相談やアセスメントが必要です。手続きには時間と労力がかかりますので、転籍を検討する場合は、早めに学校や教育委員会に相談することが重要です。

Q3. 特別支援学校の卒業後の進路はどうなりますか?

A. 特別支援学校高等部の卒業後の進路は、大きく分けて就労、福祉サービス利用、進学の3つです。具体的なデータとしては、厚生労働省の統計によると、令和3年度の特別支援学校高等部の卒業者の進路状況は、「就職」が約30.1%、「福祉的就労(就労継続支援など)」が約22.0%、「進学」が約2.8%となっており、約半数が何らかの形で就労しています。

学校は、ハローワークや地域の障害者就業・生活支援センターと連携し、就職活動をサポートします。卒業後の生活を見据えた職業教育が充実しているのが特徴です。

進路 主な選択肢
就労 一般企業への就職、特例子会社への就職
福祉サービス 就労継続支援A型・B型、生活介護、グループホームなど
進学 特別支援学校専攻科、専門学校など

相談窓口・参考リンク

一人で悩まず、専門家の力を借りましょう。以下のような窓口が利用できます。

  • 教育委員会・就学相談窓口:お住まいの地域の教育委員会に必ず設置されています。進路に関する公式な相談や手続きの窓口です。
  • 発達障害者支援センター:発達障害に関する相談、情報提供、関係機関との連携支援を行います。専門的なアセスメントやアドバイスを得られます。
  • 児童相談所:18歳未満のお子さんの福祉に関するあらゆる相談に応じます。就学や療育に関する助言も行っています。
  • 地域の障害者就業・生活支援センター:将来の就労や生活に関する具体的な相談が可能です。高校卒業後の進路を考える上で重要な窓口です。


まとめ

お子さんの進路選択は、ご家族にとって人生の一大イベントです。特別支援学校、通常学級、通級という3つの選択肢は、それぞれが異なる教育の目的と環境を持ち、どれが正解というものではありません。すべては「あなたのお子さんにとっての最善の利益」がどこにあるか、で決まります。

大切なのは、お子さんの現在の特性、将来の目標、そして学校が提供できる支援体制という3つの要素を客観的に見極め、関係者全員で合意形成を図ることです。

この道のりは決して一人で歩む必要はありません。教育委員会、専門機関、そして地域の支援者の方々と連携し、情報と支援を最大限に活用してください。この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、自信を持って次のステップに進むための一助となれば幸いです。

まとめ

  • 特別支援学校は、専門的な教育と手厚いサポートが魅力で、自立と社会参加に向けた生活・職業教育に重点を置く。
  • 通常学級は、多様性の中で社会性や基礎学力を学ぶ場で、学校側の「合理的配慮」の実施体制が選択の鍵となる。
  • 通級指導教室は、通常学級に在籍しながら、特定の課題に特化した個別指導を受けられる「ハイブリッドな選択肢」である。
  • 進路決定は、お子さんの特性の評価、長期目標、関係者との合意形成の3ステップで慎重に進めることが重要。

鈴木 美咲

鈴木 美咲

すずき みさき42
担当📚 実務経験 15
🎯 相談支援🎯 当事者・家族支援

📜 保有資格:
社会福祉士、相談支援専門員

相談支援専門員として15年、障害のある方とそのご家族の「困った」に寄り添ってきました。実際の相談事例をもとに、当事者やご家族のリアルな声、具体的な解決策をお届けします。「一人で悩まないで」がモットーです。

社会福祉士として障害者相談支援事業所に勤務し15年。年間約100件の相談に対応し、サービス等利用計画の作成や、関係機関との調整を行っています。この仕事の魅力は、「困っている」状態から「解決した!」という笑顔に変わる瞬間に立ち会えること。ただし、制度が複雑で「どこに相談すればいいか分からない」という声を本当によく聞きます。特に印象深いのは、お子さんの障害を受け入れられず孤立していたお母さんが、同じ境遇の親の会に繋がり、「一人じゃないと分かって救われた」と涙ながらに話してくださったこと。情報と繋がりの大切さを実感しました。記事では、実際の相談事例(もちろん個人情報は特定できないよう配慮)をベースに、「こんなとき、どうすればいい?」という疑問に答えていきます。

もっと詳しく

💭 福祉の道を選んだ理由

大学のボランティアで障害のある方と出会い、「困っている」を「解決した!」に変える仕事がしたいと思ったことがきっかけです。

✨ 印象に残っている出来事

孤立していたお母さんが、親の会に繋がり「一人じゃないと分かって救われた」と話してくださったこと。

✍️ 記事を書く上で大切にしていること

実際の相談事例をもとに、「こんなとき、どうすればいい?」という疑問に答えることを大切にしています。

🎨 趣味・特技

ヨガ、カフェ巡り

🔍 最近気になっているテーマ

ヤングケアラー支援、家族のレスパイトケア

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