統合失調症とは?症状の特徴・誤解されやすい点・支援策

統合失調症の正しい理解と支援:症状の特徴、誤解、回復への道筋
大切な方が、あるいはご自身が、「統合失調症」という病名を聞いて、不安や戸惑いを感じていらっしゃるかもしれません。統合失調症は、思考や感情、知覚などをまとめる働きが難しくなる精神疾患であり、世界的に見ても約100人に1人がかかる、決して珍しくない病気です。しかし、誤解や偏見も根強く、正しい情報に触れることが難しい状況があります。
このページでは、統合失調症の症状の具体的な特徴、一般に誤解されやすい点、そして回復に向けた温かい支援策について、分かりやすく丁寧に解説します。正しい知識を得ることで、病気への不安を減らし、ご本人やご家族、支援者の皆様が、穏やかで前向きな生活を送るためのヒントを見つけるお手伝いができれば幸いです。
統合失調症とは?基礎知識と主な症状
統合失調症の定義と発症率
統合失調症は、脳の機能に偏りが生じることで、思考、感情、知覚、行動などを一つにまとめる能力(統合能力)がうまくいかなくなる精神疾患です。以前は「精神分裂病」という名称でしたが、誤解を招くとして2002年に現在の「統合失調症」という名前に変更されました。これは「精神が分裂する」病気ではなく、心や身体の様々な働きを統合することが難しくなる、という意味が込められています。
この病気は、特に思春期から青年期(10代後半から30代)にかけて発症することが多く、生涯発症率は人口の約0.7%〜1.0%とされ、非常に身近な病気です。発症のメカニズムは完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質の異常や、遺伝的要因、環境ストレスなどが複雑に絡み合っていると考えられています。
💡 ポイント
統合失調症は、早期に発見し、適切な治療と支援を開始することで、多くの人が症状をコントロールし、地域社会で充実した生活を送ることが可能です。決して治らない病気ではありません。
特徴的な「陽性症状」を理解する
統合失調症の症状は、「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」の三つに大きく分けられます。「陽性症状」とは、病気になる前にはなかったものが「現れる」症状を指し、病気の活動期(急性期)に強く現れることが多いです。代表的なものが「幻覚」と「妄想」です。
1. 幻覚(多くは幻聴)
幻覚とは、実際には存在しないものを、まるで現実にあるかのように感じてしまう知覚の異常です。最も多く見られるのは幻聴で、誰もいないのに声が聞こえる、悪口や命令が聞こえる、といった体験をします。ご本人にとっては、その声は現実のものと全く区別がつかないため、非常に強い苦痛や恐怖を感じます。
2. 妄想
妄想とは、非論理的で客観的な事実に基づかない考えを、訂正不能なほどに固く信じ込んでしまう状態です。代表的なものに「被害妄想」(誰かに監視されている、毒を盛られるなど)や「関係妄想」(テレビや街中の会話が自分に関係している)があります。妄想のために、ご本人は不安になり、他人を避けたり、奇妙な行動を取ったりすることがあります。
- 幻聴(聞こえないはずの声が聞こえる)
- 被害妄想(誰かに追われている、嫌がらせを受けていると思い込む)
- 思考の障害(考えがまとまらない、話が飛躍するなど)
回復を妨げる「陰性症状」の特徴
陽性症状が「現れる」症状であるのに対し、「陰性症状」とは、病気になる前にあった「機能が失われる」症状を指します。陽性症状が改善した後に見られることが多く、社会生活への復帰を妨げる主な要因となりやすいです。
陰性症状の代表的なものには、意欲の低下(自発性の欠如)、感情の平板化(表情が乏しくなる、感情の起伏が少なくなる)、思考の貧困(話す量が減る、会話が続かない)などがあります。これらの症状は、周囲からは「怠けている」「やる気がない」と誤解されやすいため、ご本人やご家族が最も悩むポイントの一つです。
ご本人がベッドから起き上がれなかったり、一日中ぼんやりと過ごしたりすることが増えても、それは本人の努力不足ではなく、病気による脳の機能低下が原因であることを理解することが大切です。支援者は、これらの症状に対して、安易に「頑張れ」と励ますことは避け、小さな行動の変化を捉えて肯定的に評価することが求められます。
- 意欲・自発性の低下(身の回りのことをするのも億劫になる)
- 感情の平板化(感情表現が少なくなる、無関心に見える)
- 思考の貧困(話す内容が少なくなる、抽象的な思考が困難になる)
- 社会的引きこもり(人との交流を避ける)
統合失調症にまつわる誤解と正しい理解
「多重人格」ではない:病名に潜む誤解
統合失調症という病名が、以前の「精神分裂病」のイメージからか、いまだに「多重人格(解離性同一性障害)」と混同されることが非常に多いです。しかし、これは完全に誤解です。統合失調症は、思考や知覚の統合がうまくいかなくなる病気であり、複数の人格が交代で現れる病気ではありません。
多重人格は、強いトラウマ体験などから、一つの心の中に複数の自己状態(人格)が共存する状態を指し、病態や治療法も統合失調症とは全く異なります。この誤解は、病気へのスティグマ(烙印)を強め、ご本人やご家族が病名を明かしにくくなる大きな要因となっています。正しい知識の普及が、偏見を解消する第一歩です。
「病気を説明するたびに、『あ、あの多重人格の病気でしょ?』と言われることが一番辛いです。正しい病態を理解してもらえないことが、社会参加の壁になっています。」
— 当事者の声
「危険な人」というイメージの誤り
メディアで事件や犯罪の報道と結びつけられることもあり、「統合失調症の人は危険」という誤ったイメージが広まっていることがあります。しかし、実際には、統合失調症の患者さんの大多数は穏やかであり、一般の人々と比べて特別に犯罪率が高いわけではありません。むしろ、被害妄想などの陽性症状により、周囲に対して恐怖や不安を感じ、引きこもってしまう方が多いのが現実です。
統計的にも、統合失調症を含む精神疾患を持つ人が犯罪に関わる確率は、精神疾患を持たない一般人口と比べて低いことが示されています。この病気の本質は、周囲への攻撃性ではなく、ご本人の強い苦痛と混乱にあることを理解し、適切な治療と支援を通じて社会的な孤立を防ぐことが、何よりも重要です。
⚠️ 注意
陽性症状が非常に強い急性期には、稀に混乱から突発的な行動をとる可能性もありますが、これは病気の治療によって改善します。大切なのは、病状が不安定な時は専門家の管理下に置くことです。
症状と「パーソナリティ」の区別
統合失調症の症状と、ご本人の元々のパーソナリティ(性格や個性)を混同してしまうことも、誤解されやすい点です。特に陰性症状が出ているとき、「以前は明るかったのに、病気になってから冷たくなった」と感じるご家族もいます。しかし、感情の平板化や意欲の低下は、病気による脳機能の低下が原因であり、ご本人の性格が変わってしまったわけではありません。
症状が改善し、回復期に入ると、多くの場合、元々の温かい性格や個性が少しずつ戻ってきます。支援者は、症状とご本人の本質を切り分けて捉える視点を持つことが大切です。病気によって奪われた機能は、リハビリテーションによって回復する可能性があることを知り、希望を持って接し続けることが重要です。
| 状態 | 原因 |
|---|---|
| 意欲の低下 | 統合失調症の陰性症状(脳機能の偏り) |
| 性格の無関心さ | 元々のパーソナリティ(個性) |
治療と回復のプロセス:多角的アプローチ
統合失調症治療の基本原則
統合失調症の治療は、主に「薬物療法」「精神科リハビリテーション」「心理教育」の三つを基本として進められます。適切な治療によって、約3分の1の人が完全に回復し、約3分の1の人は症状をコントロールしながら社会生活を送り、残りの約3分の1の人は症状の再燃を繰り返しながらも生活を送ると言われています。
治療において最も重要なのは、早期介入です。発症初期に適切な治療を開始することで、脳へのダメージを最小限に抑え、より高い回復率を目指すことができます。また、治療は長期間にわたることが多いため、ご本人やご家族が病気と上手く付き合っていくための知識やスキルを身につけることが求められます。
✅ 成功のコツ
統合失調症の治療は、「治す」ことだけでなく、「病気を持ちながら、いかに自分らしく生活するか」というリカバリー(回復)の視点を重視することが、成功のコツです。ご本人の希望を尊重し、目標設定を共に行いましょう。
薬物療法:症状コントロールの土台
統合失調症の治療の土台となるのが薬物療法です。主に「抗精神病薬」が使用され、脳内の神経伝達物質(特にドーパミン)のバランスを整えることで、幻覚や妄想といった陽性症状を抑える効果があります。近年では、副作用が少なく、陰性症状や認知機能障害にも効果が期待できる非定型抗精神病薬(第二世代抗精神病薬)が主流となっています。
薬物療法で重要なのは、医師の指示通りに服薬を続けることです。症状が落ち着いたからといって自己判断で薬を中断すると、高い確率で症状が再燃し、病状が悪化するリスクがあります。服薬を継続しやすくするための工夫(例えば、服薬カレンダーの使用や、家族による見守り、持効性注射剤の使用など)を支援者と共に考えることも重要です。
また、薬の副作用について不安がある場合は、遠慮せずに医師や薬剤師に相談することが大切です。副作用を恐れて服薬を中断するのではなく、医師と相談して薬の種類や量を調整していくことが、長期的な治療継続の鍵となります。
精神科リハビリテーションと心理教育
薬物療法で症状が安定した後、社会生活への復帰を目指すために行われるのが「精神科リハビリテーション」です。これは、日常生活技能訓練(SST:社会生活技能訓練)や、作業療法、デイケア、就労支援など多岐にわたります。リハビリテーションの目的は、失われた社会的な機能を取り戻し、再発を予防するスキルを習得することにあります。
特にSSTは、人との適切な関わり方や、ストレスへの対処法、服薬の継続方法などを、ロールプレイなどを通じて実践的に学ぶプログラムです。また、「心理教育」は、ご本人やご家族が病気についての正しい知識を身につけ、再発のサインを早期に察知したり、治療に積極的に参加したりできるようにするための重要なプロセスです。
- SST(社会生活技能訓練):コミュニケーション能力や生活スキルの向上
- 作業療法:趣味や創作活動を通じて、集中力や持続力の回復
- デイケア・ナイトケア:規則正しい生活リズムの確立と社会交流の場の提供
- 就労支援:仕事を見つけるための訓練やサポート
回復を促す具体的な支援策と接し方
ご家族・支援者に求められる適切な接し方
統合失調症の方への支援は、家族や身近な支援者による「共感的な理解と安心感の提供」が基本となります。特に陽性症状が出ている急性期には、以下の点に注意して接することが重要です。
1. 幻覚・妄想への対応
ご本人が幻聴や妄想の内容を話してきたとき、それを真っ向から否定したり、説得しようとしたりすることは避けてください。ご本人にとってはそれが「現実」であるため、否定されることは強い不信感や孤立感につながります。重要なのは、「あなたにはそう聞こえている/そう見えているのですね」と、ご本人の苦痛を認める姿勢を示すことです。
その上で、「私にはその声は聞こえないけれど、あなたが辛いのは理解できます」と、ご本人の感情に寄り添い、安心感を与える言葉をかけましょう。また、刺激の少ない静かな環境を整えることも大切です。
2. 感情表現とコミュニケーション
陰性症状などで感情の起伏が少なく見えても、ご本人の心の中には様々な感情があります。支援者は、過度な期待や干渉をせず、ご本人のペースを尊重することが重要です。小さな変化や努力(例えば「今日は自分で顔を洗えたね」)を見つけて具体的に褒め、自尊心を育むよう努めましょう。
「家族に『それは妄想だよ』と否定され続けたときは、誰にも理解されない孤独感でいっぱいでした。ただ『辛そうだね』と言ってくれるだけで、どれほど救われたか分かりません。」
— 当事者の手記より
社会資源を活用した生活支援
安定した地域生活を送るためには、医療機関だけでなく、福祉サービスを積極的に活用し、社会的なサポート体制を整えることが不可欠です。統合失調症の方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することで、以下のようなサービスを利用できます。
- 就労支援サービス:就労移行支援や就労継続支援(A型・B型)を利用し、ご本人の病状や体力に合わせたペースで働く訓練やサポートを受けられます。特にB型事業所は、症状が不安定な時期でも社会と繋がる貴重な場となります。
- グループホーム:一人暮らしに不安がある方や、規則正しい生活習慣を身につけたい方のために、専門のスタッフによるサポートを受けながら共同生活を送る場です。
- 相談支援事業所:専門の相談支援専門員が、ご本人の意向を聞き取り、最適な福祉サービスの利用計画(サービス等利用計画)作成や、様々な機関との連携をサポートしてくれます。
- 障害年金:病状により日常生活や労働能力に制限がある場合、経済的な基盤を安定させるために障害年金を申請することができます。
💡 ポイント
サービスの利用には、市区町村の福祉窓口での手続きが必要です。まずは相談支援専門員と契約し、ご本人に合ったサービス利用計画を作成することが、支援策をスムーズに進めるための第一歩となります。
再発予防と自己管理能力の育成
症状が安定した後も、再発を防ぐための自己管理能力(セルフケア能力)を身につけることが、回復の持続にとって非常に重要です。支援者は、ご本人と共に「再発のサイン」を具体的に見つけ出し、対処法をあらかじめ決めておくことが効果的です。
| 再発のサイン(早期) | 具体的な対処法 |
|---|---|
| 寝つきが悪くなる、睡眠時間が短くなる | 主治医に連絡し、睡眠薬の調整を依頼する |
| 以前よりイライラしやすくなる | その日は予定を入れず、一人で静かに休む時間を作る |
| 集中力が落ち、テレビの内容が理解しにくい | 作業を中断し、支援者に今の状態を伝える |
このセルフケア能力は、心理教育やSSTを通じて訓練できます。ご本人が「再発のサインは私自身が一番よく知っている」という意識を持ち、自ら助けを求められる力を育むことが、真の回復へと繋がります。支援者は、ご本人が主体的に治療に参加できるよう、権限を委譲し、サポート役に徹することが求められます。
よくある質問と相談窓口
Q1. 統合失調症は「治る」のですか?
A. 統合失調症は、かつては治りにくい病気とされていましたが、治療法の進歩により、現在では約3分の1の人が症状から回復し、元の生活に戻っています。残りの方も、適切な治療と支援により、症状をコントロールしながら地域社会で生活しています。重要なのは「完治」という言葉にこだわりすぎず、「その人らしく満足して生活できる」リカバリーを目指すことです。回復は可能な病気だと知ることが大切です。
Q2. 陰性症状で何もできない人に、どう声をかければ良いですか?
A. 陰性症状で意欲が低下している方に対し、「何かしてみたら?」と行動を促すのは逆効果になりがちです。まずは「辛いね」と共感し、ご本人ができることの中から、最小限の行動を選んで、一緒にやってみることを提案しましょう。例えば、「散歩に行こう」ではなく「玄関まで靴を履いてみようか」とハードルを極端に下げることが有効です。成功体験を積み重ねることが、意欲回復のきっかけになります。
Q3. 家族が病気を認めず、服薬を拒否している場合は?
A. 統合失調症の急性期には、病気の症状によって「自分は病気ではない」と思い込む「病識の欠如」が見られることがあります。この状態のご本人を説得するのは非常に困難です。まずは、ご家族だけで抱え込まず、主治医や訪問看護師、保健師などの専門家に相談し、チームで対応することが重要です。医師の判断で持効性注射剤の導入を検討するなど、専門的な治療戦略が必要になる場合もあります。
Q4. 統合失調症と他の精神疾患との違いは?
A. 統合失調症は、幻覚・妄想といった「陽性症状」、意欲低下といった「陰性症状」、そして「認知機能障害」が中心となる疾患です。一方で、うつ病は抑うつ気分と意欲・興味の喪失が中核であり、双極性障害は躁状態とうつ状態を繰り返します。統合失調症とこれらの病気は、症状や治療法が異なるため、専門医による正確な診断が不可欠です。
Q5. 家族が疲れてしまいました。どこに相談すれば良いですか?
A. 統合失調症の方を支えるご家族の苦労は計り知れません。支援者が燃え尽きないために、ご家族自身のセルフケアが非常に重要です。地域の精神保健福祉センターでは、ご家族からの相談も受け付けています。また、各地にある家族会に参加することで、同じ悩みを持つ人たちと繋がり、情報交換や精神的な支えを得ることができます。支援者は一人ではありません。
相談窓口・参考リンク(具体的なアクションの提案)
統合失調症の治療と回復は、専門家の支援と地域のサポート体制が不可欠です。不安や疑問を感じたときは、ためらわずに以下の窓口に相談してください。
専門の相談窓口
- 精神科・心療内科:正確な診断と薬物療法の開始、そして全体的な治療計画の相談先です。
- 精神保健福祉センター:精神的な健康に関する専門的な相談を無料で受け付けており、地域の福祉資源についての情報も得られます。
- 地域活動支援センター/各種デイケア:生活リズムの確立や社会交流の場、専門家による相談の機会を提供しています。
- 全国精神障害者家族会連合会(全家連)/地域の家族会:同じ立場の家族同士で情報交換や支え合いができます。
役立つ情報源
より詳しい情報や具体的なリハビリテーションに関する情報については、以下のサイトも参考にしてください。
- https://www.ncnp.go.jp/nimh/kiso/disease/schizophrenia.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国立精神・神経医療研究センター(NCNP)統合失調症に関する情報
- https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougai/shougai_fukushi/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">厚生労働省 障害者福祉に関する情報
✅ 次のアクション
もし、幻覚や妄想などの症状で不安を抱えている、またはご家族の接し方に悩んでいる場合は、まずは地域の精神保健福祉センターに電話で相談してみてください。専門の相談員が、次の適切なステップを一緒に考えてくれます。
まとめ
統合失調症は、思考や知覚の統合が困難になる病気ですが、正しい知識と温かい支援によって十分に回復が可能な病気です。幻覚・妄想といった陽性症状だけでなく、意欲低下などの陰性症状も病気の一環であることを理解し、ご本人を責めない接し方が何よりも大切です。
治療は長期にわたりますが、薬物療法とリハビリテーション、そして就労支援やグループホームなどの社会資源を組み合わせることで、ご本人は確実に自分らしい生活を取り戻すことができます。ご家族や支援者は、自分自身の心身の健康にも気を配りながら、専門家と連携してサポートを続けていきましょう。
- 統合失調症は多重人格ではなく、思考や感情の統合が難しくなる病気であり、早期介入が重要である。
- 幻覚・妄想には否定せず共感的に接し、陰性症状を「怠け」と誤解しないよう注意が必要である。
- 回復には、薬物療法、SST、そして就労支援やグループホームなどの福祉サービス活用が不可欠である。

金子 匠
(かねこ たくみ)55歳📜 保有資格:
社会福祉士、精神保健福祉士
障害者支援施設で30年間勤務し、施設長を経験。現在はすぐサポ編集長として、障害のある方とご家族が必要な情報にアクセスできる環境づくりに取り組んでいます。「制度は複雑だけど、使えば生活が楽になる」という信念のもと、分かりやすい情報発信を心がけています。
大学卒業後、障害者支援施設に就職し、30年間にわたり現場で支援に携わってきました。生活支援員として10年、サービス管理責任者として15年、そして施設長として5年の経験があります。特に印象に残っているのは、重度の知的障害があり、施設入所が当然と思われていた方が、適切な支援と環境調整により地域での一人暮らしを実現したケースです。「できない」と決めつけず、その人に合った支援を考えることの大切さを学びました。現在は現場を離れ、すぐサポの編集長として、これまでの経験を記事という形で多くの方に届けることをミッションとしています。制度や法律の解説記事では、「専門用語を使わず、中学生でも分かる言葉で」を心がけています。
もっと詳しく▼
💭 福祉の道を選んだ理由
大学で社会福祉を学び、実習で出会った利用者の方々の笑顔に感動したことがきっかけです。
✨ 印象に残っている出来事
重度の知的障害のある方が、適切な支援により地域での一人暮らしを実現したこと。
✍️ 記事を書く上で大切にしていること
専門用語を使わず、中学生でも分かる言葉で伝えることを大切にしています。
🎨 趣味・特技
読書、散歩
🔍 最近気になっているテーマ
障害者総合支援法の改正動向、ICTを活用した新しい支援の形





