ホーム/記事一覧/困りごとガイド/職場での困りごと/障害のある人が職場で感じる困りごとまとめ【原因と対策】

障害のある人が職場で感じる困りごとまとめ【原因と対策】

📖 約57✍️ 谷口 理恵
障害のある人が職場で感じる困りごとまとめ【原因と対策】
障害のある方が職場で直面するコミュニケーション、業務管理、感覚過敏、体調管理などの多岐にわたる困りごとを解説したガイド記事です。それぞれの問題が起こる原因を「特性と環境のミスマッチ」と捉え、具体的な対策(指示の視覚化、タスク管理術、イヤーマフの活用など)を提示。また、2024年に義務化された「合理的配慮」を職場に求める際の具体的な伝え方や、就労移行支援事業所などの外部機関を活用した交渉術についても詳しく解説しています。自分を責めず、環境を調整することで、無理なく長く働き続けるための実践的なヒントをまとめています。

「働きたい」を支えるヒント:職場で感じる困りごとへの向き合い方

仕事を通じて社会とつながり、誰かの役に立っていると実感することは、日々の大きな活力になります。しかし、障害を抱えながら働く中では「周りと同じように動けない」「自分の困りごとをどう説明すればいいかわからない」といった、職場特有の悩みに直面することも少なくありません。一人で抱え込んでいると、せっかくのやる気が空回りしてしまい、心身のバランスを崩してしまうこともあります。

職場で感じる「しんどさ」には、必ず何らかの原因があります。それはあなた自身の能力不足ではなく、環境とのミスマッチや、特性に応じた工夫がまだ見つかっていないだけかもしれません。大切なのは、自分を責めることではなく、現状を整理して「どうすれば働きやすくなるか」という具体的な解決策を周囲と一緒に探っていくことです。

この記事では、障害のある方が職場で感じやすい困りごとを分類し、それぞれの原因と実践的な対策を詳しく解説します。同僚や上司との関係を良好に保ちながら、あなたらしく働き続けるためのヒントをたくさん詰め込みました。この記事が、明日からの仕事が少しだけ楽しみになる、そんなきっかけになれば幸いです。


コミュニケーションにおける壁と解消法

指示の受け取り方や理解のズレ

職場での人間関係を円滑にするための土台は、正確な情報のやり取りです。しかし、発達障害や知的障害のある方の中には、「曖昧な指示」に戸惑いを感じる方が多くいらっしゃいます。例えば上司から「適当にやっておいて」や「早めにお願い」と言われた際、どの程度のクオリティで、いつまでに終わらせればよいのか判断がつかず、パニックになってしまうケースです。

この困りごとの原因は、情報の「具体性」が不足していることにあります。対策としては、指示を受けた直後に「復唱」と「言語化」を徹底することが非常に有効です。「今のお話は、Aの資料を今日の15時までに3部コピーする、という理解で合っていますか?」と確認する習慣をつけるだけで、ミスマッチは劇的に減ります。

また、口頭だけの指示は記憶から抜け落ちてしまうリスクがあります。職場にお願いして「指示は必ずメールやメモなど、形に残るものでもらう」という合理的配慮を求めることも検討しましょう。視覚的な情報があれば、後で見返すことができるため、安心して業務に集中できるようになります。自分に合った情報の受け取り方を周囲に知ってもらうことが、信頼関係の第一歩です。

雑談や休憩時間の過ごし方

仕事そのものは順調でも、ランチタイムや休憩時間の「雑談」が苦痛で、精神的に疲弊してしまうという悩みもよく聞かれます。空気を読むことや、相手の表情から意図を汲み取ることが苦手な特性がある場合、何を話せばいいかわからず、職場の中で孤立感を感じてしまうことがあります。これはコミュニケーションの「非定型さ」による疲れと言えます。

成功のコツは、「無理に社交的になろうとしない」と決めることです。休憩時間は本来、心身を休めるためのものです。「私は休憩中、静かに本を読んで過ごすのが一番リフレッシュできるタイプなんです」とあらかじめ周囲に伝えておけば、不自然に思われることなく自分のスペースを確保できます。自分の特性を隠すのではなく、「こうすると調子がいい」というスタイルを提示するのです。

もし雑談に参加したいけれど話題に困るという場合は、定型的な挨拶や天気の話、昨日のニュースなど、あらかじめ「持ちネタ」をいくつか用意しておくと心理的なハードルが下がります。また、聞き役に徹して「そうなんですね」「すごいですね」と相槌を打つだけでも、立派なコミュニケーションとして成立します。自分にとって心地よい距離感を見つけていきましょう。

相談のタイミングが掴めない

「こんな小さなことで声をかけてもいいのかな」「今、忙しそうだから後にしよう」と遠慮しているうちに、問題が大きくなってしまった経験はありませんか。相談のタイミングを逃してしまう原因の多くは、職場の状況を読みすぎてしまう優しさや、断られることへの恐怖心にあります。しかし、職場において「早めの相談」は最大の自己防衛であり、責任ある行動です。

対策としておすすめなのは、相談の「ルール化」です。例えば、「作業の進捗が50%の時点で一度報告する」「わからないことが出てきて10分悩んだら、その時点で質問する」といった自分なりのデッドラインを決めておきます。これを上司とも共有しておくことで、相手も「そろそろ相談が来るな」と予測できるようになり、お互いのストレスが軽減されます。

また、口頭で話しかけるのが難しい場合は、チャットツールや共有のメモ帳を活用するのも一つの手です。「今お時間よろしいでしょうか」と切り出すのが苦手なら、テキストで「ご相談したいことが1点あります。お手すきの際にお声がけいただけますか」と送っておくだけで、相手のタイミングで話を聞いてもらえるようになります。デジタルツールの活用は、コミュニケーションの壁を低くしてくれます。

💡 ポイント

職場は「成果を出す場所」です。あなたが一人で悩んで作業が止まるよりも、質問して解決し、作業を進める方が、会社にとっても大きな利益になります。


業務遂行における困難と環境調整

複数のタスク管理と優先順位

「あれもこれも」と頼まれると、何から手をつければいいか分からなくなり、頭の中が真っ白になってしまう。これは、実行機能と呼ばれる、物事を整理して進める脳の働きに特性がある際によく起こる困りごとです。特に優先順位をつけることが苦手だと、重要度の低い作業に時間を費やしてしまい、肝心の締め切りに間に合わないという実務上のトラブルにつながりやすくなります。

原因を整理すると、情報の「同時処理」に負荷がかかりすぎている状態です。対策としては、タスクの視覚化が欠かせません。ToDoリストを作成し、すべての業務を書き出した上で、上司と一緒に「1・2・3」と優先順位の番号を振ってもらいましょう。番号がついているだけで、「次はこれをやればいいんだ」と脳が迷わずに済みます。

最近では、ガントチャートやカンバン方式のタスク管理アプリも普及しています。これらを使って「完了・進行中・未着手」を明確に分けることで、全体像を把握しやすくなります。自分がパニックになりやすいポイントを把握し、あえて「一つずつ、順番にしかやりません」という環境を自ら作り出すことが、安定したパフォーマンスにつながります。

集中力の維持と感覚過敏

オフィスの電話の音、同僚の話し声、蛍光灯の明るさ。これらが気になって仕事に集中できない、あるいは過度に疲れてしまう。これは、感覚が非常に敏感な「感覚過敏」という特性が原因である可能性が高いです。多くの人は無意識にこれらをフィルターにかけて無視していますが、障害特性によってはすべての刺激が等間隔で脳に飛び込んでくるため、猛烈な疲労を招きます。

この場合の対策は、環境そのものを物理的に調整することです。例えば、耳栓やノイズキャンセリング機能付きのイヤホン、イヤーマフの使用を許可してもらう、デスクの向きを変えて視界に入る情報を減らす、ブルーライトカットのメガネや遮光レンズを使用するなどの方法があります。これらは「わがまま」ではなく、能力を発揮するために必要な「道具」です。

会社に相談する際は、厚生労働省のデータや専門医の診断書を参考に、「環境を整えることで、これだけ集中力が高まり、生産性が向上します」というポジティブな理由を添えましょう。また、定期的な「感覚休憩」として、数分間目を閉じて静かな場所で過ごす時間を設けることも、エネルギー切れを防ぐための有効な戦略です。

ミスへの不安と完璧主義

「一度ミスをすると、次も同じことをしてしまうのではないか」という不安から、何度も何度も確認を繰り返し、結局仕事が終わらなくなってしまう。あるいは、小さなミスを過度に重く受け止め、自分は仕事に向いていないと落ち込んでしまう。こうした完璧主義の裏側には、過去の失敗経験や、自己肯定感の低下が隠れていることが少なくありません。

対策として重要なのは、「ミスを防ぐ仕組み」を作ることです。自分の記憶力や集中力だけに頼るのではなく、チェックリストを必ず作成し、項目を一つずつ消していくルーチンを作りましょう。また、最終確認を同僚やダブルチェック担当者に依頼するフローを確立することも、精神的な安心感に大きく寄与します。「ミスは仕組みで防ぐもの」と考えるようにシフトしてください。

また、万が一ミスをしてしまった時の「リカバリー手順」をあらかじめ決めておくことも大切です。「ミスを発見したら、まず上司に報告し、次に修正案を出す」というステップが明確であれば、パニックを最小限に抑えられます。失敗は成長のプロセスの一部であり、完璧な人間は一人もいないことを、自分に繰り返し言い聞かせてあげましょう。

困りごとの種類 主な原因 具体的な対策例
指示の理解不足 曖昧な表現、口頭のみの伝達 復唱、メモの活用、メールでの依頼
優先順位の混乱 情報の同時処理への過負荷 ToDoリストの作成、上司による順位付け
感覚過敏による疲弊 周囲の音や光への過度な反応 イヤーマフの着用、デスクの配置変更

⚠️ 注意

「自分でなんとかしなきゃ」と一人で環境調整を頑張りすぎないでください。職場の協力があって初めて、持続可能な働き方が実現します。


心身の健康維持とセルフケア

疲れやすさとエネルギー管理

障害のある方は、周囲と同じように過ごしているつもりでも、脳や体がフル回転しており、エネルギーの消耗が非常に激しいことがよくあります。これを「疲れやすさ(易疲労性)」と呼びます。仕事が終わって帰宅すると泥のように眠ってしまう、休日は一日中起き上がれないという状態は、職場でのエネルギー消費が許容量を超えているサインです。

対策は、「1日のエネルギー配分」を見直すことです。午前中の集中力が高い時間に重要な業務を入れ、午後はルーチンワークを中心に構成するなどの工夫をしましょう。また、体力が限界に達する前に、こまめな休憩(例えば90分ごとに5分休むなど)を挟むことが重要です。「まだ頑張れる」と思った時こそが、休憩をとるべきベストなタイミングなのです。

また、睡眠の質を確保することも欠かせません。仕事のストレスで眠れない場合は、主治医と相談して薬の調整を検討したり、就寝前のデジタルデバイスの使用を控えたりするなど、生活リズムの改善に取り組みましょう。健康管理は立派な仕事の一部です。無理を続けて長期欠勤になるよりも、細く長く走り続けるための「省エネ運転」を自分に許してあげてください。

気分の浮き沈みへの対処

精神障害や発達障害のある方は、日によって、あるいは数時間単位で気分の波が生じることがあります。ささいな一言で激しく落ち込んだり、逆に高揚してキャパシティ以上の仕事を引き受けてしまったり。こうした波は本人の意思だけでコントロールできるものではなく、病気や特性の一部であることを理解する必要があります。

セルフケアのコツは、自分の「調子のバロメーター」を知っておくことです。「これができなくなったら、黄色信号」というサインをリストアップしておきましょう。例えば、「朝、顔を洗うのが面倒に感じたら要注意」「メールの返信が3通以上溜まったら疲れが溜まっている」などです。サインに気づいたら、早めに業務量を調整したり、早退や休暇を申請したりするなどの先手を打つことができます。

また、落ち込んだ時の「レスキュー法」を持っておくのも良いでしょう。好きな香りを嗅ぐ、お気に入りの飲み物を飲む、短時間のストレッチをするなど、自分を落ち着かせるための小さな習慣を職場でも実践できるようにしておきます。気分の波をゼロにするのは難しくても、その波に飲み込まれないための「浮き輪」を準備しておくことで、就労の継続性はぐんと高まります。

通院と仕事の両立

定期的な通院は、健康を維持し働き続けるための生命線です。しかし、平日に休みをとることへの罪悪感や、業務が滞ることへの懸念から、通院を後回しにしてしまう方が少なくありません。通院を怠ると病状が悪化し、結果として働けなくなるという本末転倒な事態を招きかねません。

この問題を解決するには、職場に対して「通院の必要性」を明確に伝えておくことが不可欠です。「月に1回、金曜日の午後は通院のためにお休みをいただきます」といったスケジュールをあらかじめ定例化しておきましょう。直前に申請するのではなく、数ヶ月先まで日程を共有しておくことで、周囲も仕事の割り振りを調整しやすくなります。

また、自立支援医療などの制度を活用している場合は、その有効期限や更新手続きについても会社(あるいは支援機関)に共有しておくと安心です。通院を「プライベートな用事」ではなく「仕事をするためのメンテナンス」として捉え直し、堂々と時間を確保しましょう。職場の理解を得るためには、普段から真摯に業務に取り組み、信頼を積み重ねておくことも大切です。

✅ 成功のコツ

自分の不調を「隠す」のではなく「管理する」という意識を持ちましょう。プロのスポーツ選手がコンディションを整えるのと同じくらい、あなたの体調管理には価値があります。


合理的配慮を求めるための伝え方

自分の「得意・不得意」を言語化する

合理的配慮とは、障害のある人が他の人と平等に働けるように、職場側が行う個別の調整のことです。2024年4月から民間企業でも義務化されましたが、会社側は何に困っているのか具体的に教えてもらわないと、どう動けばいいか分かりません。まずは、あなた自身が自分の取扱説明書(ナビゲーションブック)を作成してみましょう。

作成の際は、以下の3つのステップを意識してください。

  1. 障害の特性:自分にはどのような傾向があるか(例:耳からの情報が抜けやすい)
  2. 生じている困りごと:職場のどのような場面で困っているか(例:口頭指示を忘れてしまう)
  3. 希望する配慮案:どうしてほしいか(例:指示をメモやチャットで送ってほしい)
このように整理して伝えることで、上司も「それならすぐに対応できるね」と解決策を見つけやすくなります。自分の弱さをさらけ出すのではなく、より良い仕事をするための「建設的な提案」として提示しましょう。

上司や人事担当者への面談依頼

配慮の相談は、立ち話ではなく、きちんと時間を取った面談の場で行うことが望ましいです。メールなどで「今後の業務をより円滑に進めるため、私の特性への配慮について30分ほどお話しさせていただけますか」と、前向きな趣旨を添えて依頼しましょう。相談の際には、前述の「ナビゲーションブック」を印刷して持参すると、話が逸れずに済みます。

面談の場では、現在の感謝を伝えつつ、「ここを改善すれば、もっと貢献できる」というトーンで話すのがポイントです。会社はあなたのパフォーマンスが上がることを望んでいます。もし、上司との相性に不安がある場合は、人事担当者や産業医、あるいは障害者雇用の専門スタッフがいる場合はそちらに先に相談するのも一つの有効なルートです。

また、一度の面談ですべてが決まるわけではありません。「まずは1ヶ月、この方法で試してみませんか?」と提案し、定期的に振り返りの場を持つことを約束しましょう。試行錯誤を繰り返しながら、あなたと職場にとっての「ベストな形」を一緒に作り上げていく。そんな姿勢が、長期的な定着へとつながります。

外部の支援機関(就労移行支援など)の活用

自分一人で会社と交渉するのは不安、あるいはうまく言葉にできないという場合は、外部の専門家の力を借りるのが最も賢い選択です。就労移行支援事業所や、障害者就業・生活支援センター、ハローワークの専門窓口など、あなたを支えるネットワークはたくさんあります。

これらの機関のスタッフは、必要に応じて職場に同行し、あなたの代わりに特性を専門的な視点から説明してくれたり、ジョブコーチとして現場での調整をサポートしてくれたりします。第三者が間に入ることで、感情的にならずに済むだけでなく、会社側も「どう配慮すればいいかの専門的助言」が得られるため、安心感を持ちます。

実例として、ある発達障害の方は、支援員に同行してもらうことで、これまで言えなかった「電話応対の免除」を会社に提案し、受理されました。その分、得意のデータ入力で2倍の成果を出すことで、職場からも高い評価を得るようになったそうです。一人で背負わず、チームで「働きやすさ」をデザインしていきましょう。

「支援員さんが間に入ってくれたおかげで、自分では『わがまま』だと思っていた配慮が『必要な権利』だと分かりました。職場の見方も変わり、今は肩の力を抜いて働けています。」

— 30代・精神障害当事者のエピソード


よくある質問(FAQ)

Q. 障害をクローズ(隠して)で働いていますが、しんどくなってきました。今から打ち明けても大丈夫でしょうか?

もちろん大丈夫です。入社後に障害が判明したり、途中で体調に変化があったりして、後から開示(オープンにする)される方はたくさんいらっしゃいます。むしろ、「隠し続けなければならない」という精神的なストレスが、最も健康を害する原因になることもあります。会社側も、突然倒れられたり退職されたりするよりは、相談を受けて調整する方がリスクを低く抑えられます。まずは信頼できる上司一人にだけでも話をしてみるか、不安なら地域の就労支援センターなどに相談し、どのように打ち明けるかの作戦会議を立てることから始めましょう。

Q. 合理的配慮をお願いしたら、クビになったり給料が下がったりしませんか?

法律上(障害者雇用促進法)、障害を理由とした不当な解雇や差別的な扱いは禁止されています。合理的配慮を求めることは正当な権利であり、それ自体が処罰の対象になることはありません。ただし、業務内容が大幅に変更になる場合、給与体系との整合性を取るための調整が話し合われる可能性はゼロではありません。大切なのは、配慮を受けることで「自分がどのような成果を出せるか」を会社とすり合わせることです。不安な場合は、労働組合や弁護士の無料相談、あるいは自治体の労働相談窓口などのリソースがあることを覚えておいてください。

Q. 職場の理解がどうしても得られない場合、どうすればいいですか?

精一杯の努力や相談をしても、どうしても理解が得られない、あるいはハラスメントに近い扱いを受けるという場合は、その職場があなたの「安全」を保障してくれない環境である可能性があります。心身を壊してまで同じ場所にしがみつく必要はありません。今の世の中には、障害への理解が深い企業や、多様な働き方を認めている職場がたくさんあります。今の仕事を続けながら、就労支援機関に登録し、次への準備を始めてみましょう。環境を変えることは逃げではなく、自分を守るための勇敢な「決断」です。あなたの能力を必要としている場所は、必ず他に見つかります。


まとめ

職場で感じる困りごとは、あなたの能力のせいではなく、特性と環境の「ミスマッチ」から生じるものです。この記事でご紹介したポイントを振り返ってみましょう。

  • コミュニケーションを形にする:曖昧な指示は復唱やメモで具体化し、相談のルールを決めましょう。
  • 環境を自分に合わせる:タスク管理の視覚化や、イヤーマフの使用など、集中できる工夫を積極的に取り入れましょう。
  • エネルギーを賢く使う:こまめな休憩とセルフケアを徹底し、持続可能な「省エネ運転」を自分に許しましょう。
  • 外部の力を借りて伝える:ナビゲーションブックを作成し、支援機関と一緒に「合理的配慮」を職場に提案しましょう。

仕事は人生の大切な一部ですが、あなたの「心と体の健康」以上に大切な仕事はこの世に一つもありません。自分を大切にしながら、無理のない範囲で社会に貢献していく。そんなバランスの良い働き方は、必ず実現できます。

次のアクションとして、まずは今日一日の仕事を振り返り、「一番しんどいと感じた瞬間」をメモしてみることから始めてみませんか。何に困っているかが分かれば、解決策は必ず見つかります。一人で抱え込まず、支援の手を借りながら、あなたらしいキャリアを一歩ずつ築いていってください。私たちは、あなたの「働きたい」という気持ちを、心から応援しています。

谷口 理恵

谷口 理恵

たにぐち りえ45
副編集長📚 実務経験 20
🎯 生活サポート🎯 地域情報

📜 保有資格:
介護福祉士、ケアマネージャー、サービス管理責任者

介護福祉士として15年間現場で働き、現在はグループホームの管理者。「地域で自分らしく暮らす」を支えるために、住まい・生活・地域資源に関する情報発信を担当しています。実際の支援現場で感じた「これ知りたかった!」という情報をお届けします。

介護福祉士として障害者施設で10年、その後ケアマネージャーの資格を取得し、相談支援専門員として5年勤務。現在はグループホーム(定員10名)の管理者として、利用者の方々の日々の生活を支えています。この仕事を選んだきっかけは、大学時代のボランティアで知的障害のある方と出会ったこと。「普通」の定義は人それぞれで、大切なのは本人が望む生活を実現することだと気づかされました。特に力を入れているのは、地域との繋がりづくり。近所のスーパーや美容院、カフェなど、日常的に利用できる場所を増やすことで、「施設の中だけ」ではない豊かな生活を支援しています。記事では、グループホームでの実際の生活の様子や、地域の障害福祉サービス事業所の選び方など、現場の生の声をお伝えしていきます。

もっと詳しく

💭 福祉の道を選んだ理由

大学時代のボランティアで知的障害のある方と出会い、「普通」の定義は人それぞれだと気づいたことがきっかけです。

✨ 印象に残っている出来事

近所のスーパーや美容院など、日常的に利用できる場所を増やすことで、利用者の生活が豊かになったこと。

✍️ 記事を書く上で大切にしていること

現場の生の声を大切に、「これ知りたかった!」という情報を届けることを心がけています。

🎨 趣味・特技

料理、ガーデニング

🔍 最近気になっているテーマ

一人暮らし支援の新しい形、地域住民との共生

📢 この記事をシェア

関連記事